BtoB企業にMEOは効くのか|オフィス系の効果と設定の要点

BtoB企業のオフィスとGoogleマップのピンを表したアイソメトリックイラスト

「うちはBtoBだから、Googleマップは関係ない」。店舗を持たないオフィス系の企業や、法人向けの商材を扱う会社の経営者から、私たちが最もよく耳にする言葉です。

たしかにMEO(ローカル検索対策)は、飲食店や美容室のように「今すぐ近くの店を探している人」を相手にする商売と相性が良い施策です。法人取引の多くは紹介や既存の付き合いから始まりますから、地図で見つけてもらう発想が出てこないのも無理はありません。

ただ、実際に法人向け企業のプロフィールを整備してみると、まったく別の場所で効いていることがわかります。検索して「見つけてもらう」ためではなく、すでにあなたの会社名を知っている相手が「この会社は大丈夫か」を確かめるときに効くのです。

この記事では、BtoB・オフィス系企業にMEOは効くのかという問いに、Googleの公式ガイドラインを踏まえて答えます。そもそも掲載できるのか、どんな業態なら効果が出やすいのか、何をどう設定すればよいのかまで、順番に整理していきます。

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目次

BtoB企業にMEOは効くのか|まず結論から

BtoB企業の本社ビルとマップピンが周辺の取引先とつながるアイソメトリックイラスト

結論:集客チャネルというより「信頼確認チャネル」として効く

先に結論をお伝えします。BtoB企業にとってのMEOは、新規の見込み客を大量に連れてくる集客装置としては期待しないほうが現実的です。

一方で、商談前・発注前に相手があなたの会社を検索したときの「印象を決める場所」としては、非常に大きな役割を果たします。

法人の担当者が新しい取引先を検討するとき、会社名でひと通り検索するのはごく自然な行動です。そのとき検索結果の右側や上部に出てくるのが、Googleビジネスプロフィールをもとにした情報のかたまりです。

ここに写真が1枚もなく、営業時間も空欄で、口コミがゼロ、地図のピンも建物とずれている。そんな状態だと、相手は言葉にしないまでも「ちゃんとやっている会社だろうか」という引っかかりを覚えます。

逆にオフィスの外観と受付の写真があり、営業時間が正確で、取引先からの評価がいくつか並んでいれば、それだけで安心材料になります。

MEOの投資対効果を「問い合わせ件数」だけで測ると、BtoBでは物足りない数字になります。しかし「商談の入り口で不安を持たれない」という価値は、受注率という形で後から効いてきます。

BtoCとBtoBで決定的に違う「検索のタイミング」

BtoCの店舗検索は、ほとんどが「今日これから」の行動に直結しています。ランチの店を探す、近くの美容室を予約する、といった具合に、検索から来店までが数十分から数日です。

BtoBはまったく違います。課題を認識してから、社内で予算を通し、複数社を比較し、稟議を回して、ようやく発注に至ります。

数か月かかることも珍しくありません。

この長い過程のなかで、地図検索が使われる場面は主に3つです。ひとつめは「◯◯市 印刷会社」のように、地域で業者を探し始める段階。

ふたつめは、紹介や広告で名前を知った会社を確認する段階。みっつめは、訪問前に場所と駐車場を確認する段階です。

3つのうち、ふたつめとみっつめが圧倒的に多いのがBtoBの特徴です。だからこそ「順位を上げて発見される」よりも「見られたときに整っている」ほうが優先順位として高くなります。

「BtoBにMEOは効かない」と言われる3つの理由

効かないと言われる背景には、はっきりした理由があります。ひとつめは検索ボリュームの少なさです。

「宇都宮 ラーメン」と「宇都宮 産業用機械 商社」では、月間の検索回数が桁違いに違います。

ふたつめは、来店を前提としない業態が多いことです。Googleマップの主要な行動指標であるルート検索や通話は、そもそも発生しにくい構造になっています。

みっつめは、口コミが集まりにくいことです。取引先に「Googleに口コミを書いてください」と気軽に頼める関係は、飲食店とお客様の関係ほど多くありません。

この3つは事実です。ですから、BtoBでMEOに取り組むときは、BtoCと同じ物差しで成果を測らないことが出発点になります。

評価すべきは「指名検索されたときに、正しく・魅力的に表示されているか」です。

BtoB企業はGoogleビジネスプロフィールを掲載できるのか

ガイドライン適合をチェックするクリップボードと盾のアイソメトリックイラスト

Googleが定める大原則は「営業時間内に顧客と直接対応すること」

効果の話に入る前に、そもそも掲載してよいのかを確認しておく必要があります。Googleの「ビジネスの適格性とオーナー権限に関するガイドライン」では、ビジネスプロフィールを掲載できるのは営業時間内に顧客と直接対応するビジネスである、と明記されています。

ここでいう「直接対応」は、必ずしも店舗で待ち受けることを意味しません。顧客のところへ出向いてサービスを提供する形も含まれるため、法人の現場に訪問する形態のBtoBはこの条件を満たします。

なお、この原則にはいくつかの例外も定められています。ATMのようなセルフサービス、看板を年間を通して常設する季節営業、条件付きで認められる宅配のみのフードサービスなどです。

逆にオンラインだけで完結し、人と会うことがない事業は対象外です。ガイドラインでは「オンラインでのみ営業する、ブランド、組織、アーティスト、その他のビジネス」は掲載できないビジネスとして例示されています。

BtoBが引っかかりやすい「掲載できない」3パターン

法人向け企業が特に注意すべき除外条件が3つあります。ひとつめは「見込み顧客の発掘を行う代理店や企業」です。

自社で商品やサービスを提供せず、他社への送客だけを事業としている場合、掲載できないビジネスに該当します。

ふたつめは、私書箱や遠く離れた場所の郵便受けを住所として使っているケースです。登記だけそこにあって実体がない、という形は認められません。

みっつめがバーチャルオフィスです。ガイドラインには「郵送先住所を借りており、その住所では実際にサービスを提供していない場合(バーチャル オフィスとも呼ばれます)は、ビジネス プロフィールをご利用いただくことはできません」とはっきり書かれています。

BtoBのスタートアップやコンサルティング会社で、コストを抑えるためにバーチャルオフィスを契約している例は多いのですが、この住所でプロフィールを作るとプロフィール停止のリスクを抱えることになります。

住所まわりのリスクと正しい設定については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

▶ 住所非公開・バーチャルオフィスのリスクと正しい設定

レンタルオフィス・コワーキングスペースはどう扱われるか

ではレンタルオフィスやコワーキングスペースはどうでしょうか。ここは条件付きで認められています。

ガイドラインは「コワーキング スペースでのオフィスは、わかりやすい看板が常に設置され、その場所で営業時間中に顧客対応できるスタッフが常駐している場合を除き、登録することはできません」と定めています。つまり、常設の看板と、営業時間中の人の常駐という2つがそろっていれば登録できるということです。

フリーアドレス席を時間で借りているだけ、社名の看板も出せない、という使い方では条件を満たしません。専用個室を借りて社名プレートを掲出し、日中はスタッフがいる状態であれば、掲載の要件に近づきます。

ここは自己判断で押し切らず、契約しているオフィス運営会社に「社名の常設表示は可能か」を確認したうえで進めることをおすすめします。オーナー確認(本人確認)の段階で看板の写真を求められることもあります。

MEOが効きやすいBtoB・効きにくいBtoB

成長する棒グラフと地図ピンの吹き出しを示すアイソメトリックイラスト

効きやすいのは「地域内で完結する」BtoB

同じBtoBでも、効果の出方には大きな差があります。効きやすいのは、商圏が地域に限られていて、発注側が近さを重視する業態です。

具体的には、印刷会社、看板・サイン製作、建築資材や工具の販売、業務用厨房機器の販売と修理、事務機器のリース・保守、産業廃棄物収集運搬、清掃・ビルメンテナンス、警備、内装工事、電気工事、運送・倉庫といった業種です。

これらは「トラブルが起きたときにすぐ来てくれるか」が選定基準になりやすく、発注側が実際に「◯◯市 業務用エアコン 修理」のように地域名を付けて検索します。近さそのものが競争優位になる業種は、BtoBであってもMEOが直接的な問い合わせを生みます。

士業や社会保険労務士、税理士なども、地域内で顧問先を探されるケースが多い業種です。個人専門家としての扱いには専用のルールがあるため、こちらの記事もあわせてご覧ください。

▶ 士業(税理士・行政書士など)のMEOで信頼を伝える

効きにくいのは全国商圏・オンライン完結型

反対に効きにくいのは、商圏が全国あるいは世界で、拠点の場所が発注理由にならない業態です。SaaSベンダー、受託開発会社、広告代理店、コンサルティングファーム、専門商社の一部などが該当します。

これらの業種でも、プロフィールを整えること自体には意味があります。ただし、地図経由の新規問い合わせを増やす目的でMEOに時間とお金をかけるのは、優先順位として低くなります。

この場合の正しい位置づけは「会社の実在性と信頼性を示す最低限の名刺」です。作って整えて放置しない程度に更新し、リソースはコンテンツSEOや展示会、既存顧客からの紹介設計に回すほうが合理的です。

迷ったときに自問する3つの質問

自社がどちらに当てはまるか判断しづらいときは、次の3つを自問してみてください。ひとつめは「取引先の8割は、車で1時間以内にいるか」。

イエスなら地域型です。

ふたつめは「お客様がうちを選ぶ理由に、近いから・すぐ来られるからが入っているか」。これもイエスなら、地図での露出が受注に直結する可能性があります。

みっつめは「初回の商談は、こちらが訪問するか、先方が来社するか」。どちらかで実際に人が移動しているなら、地図情報は必ず見られています。

3問中2問以上がイエスなら、BtoBであってもMEOに投資する価値があると考えてよいでしょう。すべてノーなら、プロフィールは整備だけして、力の入れどころを変えることをおすすめします。

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BtoBオフィスのプロフィール最適化7項目

チェックリストと虫眼鏡でプロフィール項目を点検するアイソメトリックイラスト

①カテゴリは「何を含むか」ではなく「何であるか」で選ぶ

カテゴリはローカル検索で最も影響の大きい設定項目のひとつです。Googleは「カテゴリは『事業に何が含まれるか』ではなく『事業が何であるか』という観点で選択します」と説明しています。

BtoB企業でありがちな失敗は、扱う商材をすべてカテゴリに詰め込んでしまうことです。ガイドラインは「中心となる事業内容を示すカテゴリのみを可能な限り数少なく設定します」としており、数を増やすほど良いという設計ではありません。

たとえば業務用厨房機器の販売と修理をしている会社なら、メインカテゴリは「業務用厨房機器店」で、必要なら「修理サービス」を補助的に足す程度にとどめます。カテゴリは会社の看板そのものなので、迷ったら「うちを一言で言うと何屋か」に立ち返ってください。

カテゴリ選定の具体的な手順は、こちらの記事で詳しく取り上げています。

▶ ビジネスプロフィールのカテゴリ選びで集客が変わる

②住所とサービス提供地域をどう組み合わせるか

BtoBで最も設計が分かれるのが住所の扱いです。選択肢は3つあります。

ひとつめは実店舗型で、住所を公開し、来社にも対応する形。ふたつめは非店舗型で、住所を非公開にしてサービス提供地域だけを表示する形。

みっつめがハイブリッド型で、住所を公開しつつサービス提供地域も設定する形です。

ハイブリッド型を選ぶ場合、Googleは「実店舗でサービスを提供しており、なおかつサービス提供地域も指定したい場合は、営業時間中にスタッフが店舗に常駐し顧客に対応できるような態勢である必要があります」と条件を付けています。全員が外回りで日中は無人、というオフィスはこの条件を満たしません。

サービス提供地域の広さにも目安があります。ガイドラインは「各プロフィールのサービス提供地域は、ビジネス拠点から車で 2 時間以内の範囲に収めるようにします」としています。

関東一円、といった広げ方は目安から外れます。

ただし公式には「ビジネス内容によっては、もっと広く設定する方が適切な場合もあります」とも書かれており、2時間が絶対の上限というわけではありません。実際に対応している範囲を正直に設定するのが基本です。

訪問型の設定については、こちらの記事にまとめてあります。

▶ 店舗を持たない出張・訪問型ビジネスのMEO

③営業時間・電話番号・ウェブサイトの落とし穴

営業時間は「顧客に対応可能な通常の営業時間」を入れます。BtoBのオフィスは昼休みに電話が取れないことも多いので、その場合は昼休みを挟んだ2区分で登録しておくと、かけ直しの手間を減らせます。

年末年始や夏季休業のような長期休暇は、特別営業時間で必ず設定してください。ここが空欄だと、休みの日に電話をかけた見込み客に「つながらない会社」という印象を残してしまいます。

電話番号は代表番号ではなく、その拠点に直接つながる番号を登録します。ガイドラインでも「可能であれば、電話総合受付センターではなく、個々のビジネス拠点の番号を使用します」とされています。

ウェブサイトは会社のトップページを設定するのが基本ですが、拠点が複数ある企業は各拠点ページを指定するほうが親切です。ただし、実際のビジネスとは異なるランディングページへリダイレクトさせることは禁止されている点にご注意ください。

④説明文とサービス欄で「取引条件」を先に伝える

BtoBのプロフィールで最も差が出るのが説明文です。BtoC向けの「アットホームな雰囲気です」のような書き方では、法人担当者の判断材料になりません。

入れるべきは、対応エリア、対応可能な規模、主な取引実績の業種、法人契約の可否、見積もりから納品までのおおよその期間といった、相手が知りたい条件です。ここを先に書いておくと、条件が合わない問い合わせが減り、営業の時間が節約できます。

ただし説明文にはルールがあります。Googleは説明欄について「リンクを含むコンテンツ」を許可しておらず、「特別キャンペーン、特別料金、特典などを過度に強調するコンテンツ」も禁じています。

サービス欄には、提供メニューをできるだけ具体的な名称で登録します。「メンテナンス」ではなく「業務用エアコン定期点検」のように書くほうが、検索されている言葉と一致しやすくなります。

⑤写真は「実在性」を伝えるものから揃える

BtoBの写真選びは、BtoCとは狙いが違います。おいしそうに見せる必要も、かわいく見せる必要もありません。

求められるのは「この会社は実在していて、ちゃんと稼働している」という証明です。

優先順位をつけるなら、社名看板が入った建物外観、エントランスや受付、事務所や工場の内部、社用車や作業風景、代表者やスタッフの顔写真、取り扱い設備や製品の順です。特に建物外観は、初回訪問する担当者が迷わないための実用情報でもあります。

顧客先の写真を載せる場合は、必ず先方の許可を取ってください。工場や現場の写真は、映り込んだ図面や製品が機密に当たることもあるため、公開前に社内で確認する運用にしておくと安全です。

⑥最新情報の投稿はBtoBでも意味があるのか

「投稿してもBtoBでは誰も見ない」と思われがちですが、見る人はいます。会社名で検索した見込み客と、取引を検討している既存客、そして求職者です。

頻度は週1回も必要ありません。月1〜2回、展示会の出展告知、新しい設備の導入、資格取得や認証の更新、年末年始の営業案内といった実務的な内容を出せば十分です。

大切なのは「動いている会社に見えるかどうか」です。最終更新が2年前のプロフィールは、それだけで不安を与えます。

⑦求職者からの検索も想定に入れる

BtoB企業にとって見落とされがちな価値が、採用面での効果です。求人サイトで会社を見つけた求職者は、応募前にほぼ確実に社名で検索します。

そのとき出てくるのがGoogleビジネスプロフィールです。写真が1枚もなければ、応募をためらう理由になりますし、逆に職場の様子が伝わる写真があれば背中を押します。

知名度で大手に勝てない中小企業ほど、この差は大きく出ます。採用への活かし方は、こちらの記事で具体的に解説しています。

▶ 人が採れない店舗のためのGBP活用(採用にも効く)

BtoBならではの口コミ運用と効果測定

棒グラフとスマートフォンの地図ピン、口コミの吹き出しを示すアイソメトリックイラスト

BtoBの口コミは「数」より「誰が書いたか」

飲食店なら口コミ100件も珍しくありませんが、BtoBで同じ数を目指す必要はありません。むしろ数件でも、内容が具体的で、書き手の立場がわかるもののほうが効きます。

「急な設備トラブルに当日中に来てもらえた」「見積もりの内訳が明確で稟議が通しやすかった」といった、法人担当者ならではの評価は、同じ立場の読み手に強く響きます。星の数だけを気にするより、こうした一文が1つでもあるほうが価値があります。

依頼するなら、長く付き合いのある取引先で、直近で満足いただけた案件が終わった直後がタイミングです。「もしよろしければ」と前置きし、断りやすい形でお願いするのが基本になります。

口コミ依頼で踏んではいけない地雷

BtoBの口コミ依頼には、BtoCにはない難しさがあります。取引上の力関係があるため、こちらが発注側に近い立場だと、相手が断りにくくなってしまうのです。

下請け企業や協力会社に口コミを依頼するのは避けるべきです。断れない関係で集めた評価は、内容が薄くなるうえ、Googleのポリシー上も問題になり得ます。

値引きや発注量と引き換えに口コミを求めるのも避けてください。Googleは「禁止または制限されているコンテンツ」のなかで、口コミの投稿と引き換えにインセンティブ(金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスなど)を提供する行為を禁じており、該当する口コミは削除の対象になります。

日本では2023年10月施行のいわゆるステルスマーケティング規制(景品表示法の指定告示)もあります。事業者が口コミの内容決定に関与したと認められる場合、たとえば「星5を付けること」を条件にするようなケースは事業者の表示とみなされ、広告である旨が明示されていなければ景品表示法上の問題になり得ます。

一方、内容への指示がなく割引程度の対価にとどまる場合は事業者の表示に当たらないとされています。判断が微妙な運用を検討する際は、消費者庁の運用基準を確認するか、専門家にご相談ください。

自社の社員に書かせるのも同様にNGです。取引実績のない立場からの投稿は、ステルスマーケティングとみなされる可能性があります。

見るべき指標は「通話」と「ウェブサイトクリック」

効果測定でBtoCの真似をすると、必ず落胆します。ルート検索の数を追っても、来社が前提でない業態では動きません。

BtoBで見るべきなのは、通話ボタンのクリック数、ウェブサイトへのクリック数、そして検索でプロフィールが表示された回数のうち「会社名での検索」がどれだけあるかです。指名検索の割合が増えているなら、認知が広がっている証拠になります。

加えて、営業担当に「初回商談で先方が当社をどこで調べたか」を聞く習慣をつけると、数字に出ない効果が見えてきます。「マップで写真を見ました」という一言が出てくれば、それが成果です。

プロフィールのパフォーマンス画面とGA4を組み合わせた測定方法は、こちらで解説しています。

▶ MEOの効果測定:GBPパフォーマンス×GA4で来店まで追う

3か月動かないときの見直し順序

整備してから3か月経っても数字が動かないときは、闇雲に施策を足さず、順番に確認してください。まずカテゴリが実態と合っているか。

次に、狙っている地域名を含む検索でそもそも表示されているか。

そのうえで、表示はされているのにクリックされないなら、写真と説明文の問題です。表示自体がされないなら、カテゴリか住所設定、あるいはそもそもその検索語で法人が探していないという可能性を疑います。

効果が出ないときの原因の切り分け方は、こちらの記事にまとめてあります。

▶ MEOの効果が出ない時に疑う7つの原因

よくある質問(FAQ)

チェック済みの書類と盾のアイコンを示すアイソメトリックイラスト

Q. 自宅兼事務所でBtoBをしています。住所は公開すべきですか

顧客が来訪しないのであれば、住所は非公開にしてサービス提供地域だけを表示する形が適切です。Googleも「非店舗型ビジネスを運営している場合は、顧客に対して住所を非表示にする必要があります」としています。

オーナー確認の過程ではGoogleに住所を伝える必要がありますが、それが一般に公開されるわけではありません。プライバシーを守りながら地域での露出は確保できます。

Q. 支店や営業所ごとにプロフィールを作ってよいですか

拠点ごとに実体があり、それぞれにスタッフがいて顧客対応できるなら、拠点ごとに1つずつ作成できます。ガイドラインも「ビジネス拠点が複数あり、それぞれ異なるサービス提供地域とスタッフで運営されている場合は、拠点ごとに 1 つプロフィールを作成できます」としています。

ただし、同じ拠点に対して複数のプロフィールを作ることはできません。名称とカテゴリは全拠点で統一するのが原則です。

Q. 会社名に「◯◯市の外壁塗装」のように地域とサービスを入れてもよいですか

できません。Googleは、ビジネス名に所在地情報やサービス・商品の情報、キャッチコピーを含めることを明確に禁止しています。

違反するとプロフィールが停止される場合があります。

登録するのは、看板や名刺で実際に使っている正式な社名だけです。地域やサービスは、住所欄・サービス提供地域・カテゴリ・サービス欄といった正しい項目で伝えます。

Q. BtoBでも口コミの返信は必要ですか

必要です。むしろBtoBでは、返信の文章そのものが会社の姿勢を伝える資料として読まれます。

件数が少ないぶん、1件ずつの返信が丁寧かどうかが目立ちます。

取引先が書いてくれた口コミには、案件の具体名を出さない範囲でお礼を返します。守秘義務のある業種では、返信で取引内容に触れすぎないよう社内ルールを決めておくと安心です。

Q. 効果が見えないなら、やめてしまってよいですか

削除ではなく「維持」に切り替えるのがおすすめです。Googleは、オーナー権限とコンテンツをすべて削除しても、ビジネスがGoogleマップと検索に表示されなくなるとは限らないと説明しており、ユーザーが投稿した口コミなどは残ります。

つまり管理をやめても情報自体は世に出続ける可能性があり、その状態では誤った情報を訂正する手段を自ら手放すことになります。オーナー確認だけは維持しておくほうが安全です。

基本情報を正確に保ち、写真を数枚置いて、年に数回だけ更新する。この最低限の運用なら負担はほとんどありません。

攻めの施策としてやめても、守りの資産としては残しておく価値があります。

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BtoB企業のMEOは、BtoCの成功パターンをそのまま持ち込んでもうまくいきません。自社が地域型なのか全国型なのかを見極め、力の入れどころを決めるところから始まります。

株式会社アクセス・リンクでは、Webサイト制作とSEO/MEOの支援を通じて、業種・業態に合わせた無理のない運用設計をお手伝いしています。「うちの場合はどう位置づけるべきか」という段階のご相談でも構いません。

まずは自社のプロフィールが地図上でどう見えているかを確認するところから、始めてみてください。

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この記事を書いた人
三田健司
三田健司
access-meo 開発・運営/株式会社アクセス・リンク 代表取締役

全日本SEO協会認定SEOコンサルタント。Webサイト制作・SEOを10年以上、延べ1,000件以上支援してきた実績をもとに、Googleマップ・ローカル検索(MEO)での集客を可視化し、改善まで後押しする支援ツール「access-meo」を開発・運営しています。個人事業主や中小企業の店舗集客をサポートします。

(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント

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