お店の売上には、必ずと言っていいほど「山」と「谷」があります。飲食店なら年末の忘年会シーズン、美容室なら成人式や卒業式の前、クリニックなら花粉やインフルエンザの流行期といった具合です。
ところが、Googleビジネスプロフィールの運用だけは、一年中まったく同じことを繰り返している店舗さんがとても多いのです。忙しい月も暇な月も、思い出したときに写真を1枚上げて終わり、というパターンです。
これは、もったいない話です。繁忙期と閑散期では、お客様の探し方も、店側が確保できる時間も、まったく違うからです。
この記事では、繁忙期には「取りこぼしを防ぐ守りの運用」、閑散期には「次の山に効く仕込みの運用」というように、季節ごとにMEOの打ち手を切り替える考え方と、具体的な作業内容をご紹介します。年間スケジュールに落とし込むところまで解説しますので、読み終えた後すぐに自店のカレンダーづくりを始められます。
なぜ繁忙期と閑散期でMEOの打ち手を変えるのか

「MEOは毎日コツコツやるもの」というのは、半分正しくて半分足りない考え方です。コツコツ続けること自体は大切ですが、同じ内容を年中続けても、成果の伸びはどこかで頭打ちになります。
繁忙期は「探されている」、閑散期は「探されていない」
繁忙期というのは、言い換えればその業種を探している人の絶対数が増えている時期のことです。「近くの居酒屋」「〇〇市 忘年会」といった検索が、放っておいても増えます。
この時期にやるべきことは、増えた検索をきちんと自店に取り込み、途中で落とさないことです。新規のお客様を無理に掘り起こす必要はありません。
一方、閑散期は探している人そのものが少ない時期です。ここで「もっと来店を増やそう」と焦っても、母数が少ないので努力に対する見返りが小さくなります。
だからこそ閑散期は、次の繁忙期に効いてくる土台づくりに時間を使うほうが合理的です。写真の入れ替え、情報の整理、口コミへの向き合い方の見直しなどは、まさにこの時期に向いています。
同じ作業を年中続けると効果が薄れる理由
Googleビジネスプロフィールの運用には、大きく分けて「情報の正確さを保つ作業」と「魅力を伝える作業」の2種類があります。前者は年中止められませんが、後者は季節によって伝えるべき中身が変わります。
真夏に「あたたかい鍋料理」の写真をトップに置いていても、見る人の心は動きません。反対に、真冬に冷たいドリンクの写真ばかりが並んでいれば、店の情報が古いという印象を与えかねません。
お客様は「今、自分が欲しいもの」を探しています。プロフィールに並ぶ情報が季節とずれていると、内容そのものは間違っていなくても、選ばれにくくなってしまいます。
打ち手を分けると「時間の使い方」が変わる
繁閑で打ち手を分ける最大のメリットは、実は順位よりも「経営者の時間配分」にあります。繁忙期は現場が回らないほど忙しく、パソコンに向かう余裕などありません。
その時期に「今月こそ写真を50枚入れ替えよう」と計画しても、まず実行できずに終わります。結果として「MEOは続かないもの」という苦手意識だけが残ってしまいます。
逆に、時間に余裕がある閑散期にまとまった作業を寄せておけば、無理なく継続できます。忙しい時期は5分で終わる作業だけ、暇な時期にまとめて仕込むという配分が、続けるうえでいちばん現実的です。
なお、日々の最低限の運用については「週1時間でできるMEO運用ルーティン」で手順をまとめています。まずは通年の土台を作ったうえで、この記事の季節別の考え方を重ねていくと組み立てやすくなります。
まず自店の「繁閑カレンダー」を作る

季節ごとに打ち手を変えると決めたら、最初にやるのは自店の山と谷を書き出すことです。「なんとなく冬が忙しい」という感覚ではなく、月単位で数字にしておきます。
売上データから山と谷を洗い出す
手元にある過去2〜3年分の月別売上を、そのまま並べてみてください。レジの集計でも、確定申告に使った月次の数字でも構いません。
大切なのは、金額の大小そのものより「毎年同じ月に上がっているか」という繰り返しのパターンです。2年続けて同じ月が高ければ、それは季節要因である可能性が高いといえます。
できれば、売上だけでなく客数も並べておくと精度が上がります。単価の高い月と客数の多い月がずれている場合、打ち手の方向性も変わってくるからです。
月単位で見づらい業種は、週単位に分解してみてください。学習塾や整骨院のように、月の前半と後半で動きが違う業種では、週単位のほうが実態をつかみやすくなります。
ビジネスプロフィールのパフォーマンスで需要の波を確認する
売上は「来店した人」の数字ですが、その手前にある「探した人」の動きも見ておきたいところです。ここで使うのが、Googleビジネスプロフィールのパフォーマンス機能です。
Google公式のヘルプによれば、パフォーマンスでは閲覧数、ルート検索、通話数、ウェブサイトのクリックといった指標を、期間を指定して確認できます。プロフィールが表示された検索語句も一覧で見られます。
注意したいのは、画面上で長期間さかのぼれるわけではないという点です。1年分の推移を見たい場合は、ビジネスプロフィール マネージャーからデータをダウンロードして、自分の手元に残しておく必要があります。
また、Googleのヘルプでは、検索語句の指標は毎月月初に更新され、表示されるまでに最長で5日ほどかかる場合があると案内されています。月が変わってすぐに数字を見にいっても反映されていないことがあるので、慌てなくて大丈夫です。
この画面の読み方そのものに不安がある方は「MEOの効果測定:GBPパフォーマンス×GA4で来店まで追う」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
地域行事・天候・給料日という「外の要因」を書き込む
自店の数字だけでは説明できない山と谷もあります。近隣の学校の行事、地元の祭り、大型商業施設のセール、道路工事などは、すべて来店数に影響します。
こうした外の要因は、カレンダーに書き込んでおかないと毎年忘れてしまいます。去年の手帳やレジのメモを見返しながら、思い出せる範囲で書き足していきましょう。
天候の影響が大きい業種では、雨の日の落ち込み幅もメモしておくと役立ちます。梅雨時に売上が落ちるのが天候のせいだとわかっていれば、その時期に無駄な焦りを持たずに済みます。
1枚のシートにまとめる
ここまで集めた情報を、1月から12月まで縦に並べた1枚のシートにまとめます。列は「売上の水準」「客数」「地域行事」「今年やること」の4つで十分です。
凝ったフォーマットは必要ありません。紙に手書きでも、表計算ソフトでも、印刷して事務所に貼れる形になっていればそれで機能します。
このシートが、以降のすべての判断のよりどころになります。「今月は攻めるのか、仕込むのか」を毎回考え直さずに済むこと自体が、大きな時間の節約になります。
繁忙期のMEO:取りこぼしを防ぐ「守り」の運用

繁忙期のMEOは、新しいことを始める時期ではありません。すでに増えている検索を、一件も落とさずに受け止めることに集中します。
特別営業時間を「繁忙期が始まる前」に入れておく
繁忙期に最も多い取りこぼしが、営業時間の情報ずれです。年末年始やお盆に「営業時間外」と表示されてしまい、開いているのに来店されなかったというのは本当によくある話です。
Googleビジネスプロフィールには、通常の営業時間を変えずに一時的な変更を反映できる「特別営業時間」という設定があります。祝休日や特別イベント、その他の例外的な状況のために用意された機能です。
Google公式のヘルプでは、公的な祝休日については通常の営業時間と変わらない場合でも、念のため設定しておくことが推奨されています。設定しておくことで、その情報が正しいものだと利用者に示せるためです。
設定の際は、いくつか仕様上の制約があります。1つの特別営業時間は24時間以内で設定する必要があり、深夜0時をまたいで翌日の正午過ぎまで営業する場合は、時間帯を2つに分けて入力します。
また、特別営業時間で対応できるのは、連続して最長6日間の休業までです。7日以上続けて休む場合や、期間が未定の休業の場合は、臨時休業のマークを付けるようGoogleは案内しています。
入力するタイミングは、繁忙期が始まる1か月前を目安にしてください。忙しくなってからでは、まず手が回りません。
営業時間まわりの基本設定については「営業時間・臨時休業の正しい設定で機会損失を防ぐ」で詳しく解説しています。設定手順に不安がある方は、あわせてご覧ください。
混雑・待ち時間・在庫の情報を先回りで出す
繁忙期のお客様が知りたいのは「今行って入れるのか」です。ここに答えておくと、来店のハードルが一段下がります。
投稿機能を使って「12月の土曜日は18時台が最も混み合います」「予約なしでも17時までは比較的お入りいただけます」といった具体的な目安を出しておきましょう。曖昧な「混雑が予想されます」よりも、時間帯まで書いたほうが親切です。
ここで役立つのが、Googleビジネスプロフィールの投稿にある予約投稿の機能です。公式ヘルプでは、投稿を公開する日時をあらかじめ指定できるほか、毎週・毎月といった頻度で繰り返し公開する設定も案内されています。
なお、管理画面の表示や項目名は変更されることがあります。画面上に見当たらない場合は、最新のヘルプで名称をご確認ください。
繁忙期に出す投稿を、閑散期のうちにまとめて作って予約しておく——これが、忙しい時期を乗り切るいちばん確実なやり方です。当日に思い出して書こうとすると、まず出せません。
口コミが増えるチャンスを逃さない
繁忙期は、来店客数そのものが増える時期です。つまり、口コミを書いてもらえる母数が一年で最も大きくなる時期でもあります。
この時期にお声がけの仕組みが用意できていないと、一年でいちばん大きな機会を逃すことになります。レジ横のQRコード、会計時の一言、レシートへの印字など、手間のかからない導線を繁忙期前に整えておきましょう。
ただし、忙しさのあまり接客の質が落ちると、低評価も同時に増えやすくなります。繁忙期の口コミは「増えるが荒れやすい」という性質があることを、あらかじめスタッフと共有しておくと動揺せずに済みます。
なお、口コミのお願いに特典を付ける場合は、Googleのポリシーや景品表示法上の注意点があります。実施前に必ず確認し、判断に迷う場合は専門家にご相談ください。
繁忙期は「新しいこと」を増やさない
繁忙期に新しい施策を始めたくなる気持ちはよくわかります。人が動いている時期なので、手応えも出やすそうに思えるからです。
しかし、現場が回らない時期に新しい作業を足すと、既存の運用まで崩れます。写真の追加も、カテゴリの見直しも、繁忙期にやるべきことではありません。
繁忙期にやることは、営業時間の確認、投稿の予約配信、口コミへの返信の3つに絞ってください。この3つだけなら、1日10分程度で回せます。
閑散期のMEO:次の山に効く「仕込み」の運用

閑散期は、成果がすぐには見えない作業に向き合える貴重な時期です。ここでの仕込みが、3か月後、半年後の繁忙期の結果を左右します。
写真と動画を撮り直す
閑散期に最も費用対効果が高いのが、写真の撮り直しです。お客様が少ない時間帯なら、店内をゆっくり撮影できますし、スタッフにも協力してもらえます。
撮るべきは、外観、入口、店内の全景、席まわり、主力商品、スタッフの4〜5カテゴリです。次の繁忙期に出す予定のメニューや商品も、この時期に先取りで撮っておくと、季節が来たときにすぐ差し替えられます。
撮影に特別な機材は必要ありません。明るさと構図という2点さえ押さえれば、スマートフォンでも十分に伝わる写真が撮れます。
写真は一度アップして終わりではなく、季節ごとに入れ替える前提で考えてください。古い写真が上位に残り続けていると、来店前のお客様に古い店という印象を与えてしまいます。
カテゴリ・サービス・商品・属性を棚卸しする
ビジネスプロフィールの設定項目は、開設時に入れたまま何年も放置されているケースが少なくありません。閑散期は、この棚卸しにうってつけです。
特にメインカテゴリは、検索されたときの表示のされ方に関わる重要な項目です。事業内容が少しずつ変わっているなら、今の実態に合っているかを確認しましょう。
サービスや商品の欄も、季節メニューを追加したまま古いものが残っていないか点検します。テイクアウトやバリアフリーといった属性の設定漏れも、この機会にまとめて埋めておきます。
作業自体は地味ですが、繁忙期に入ってからでは絶対に手が回りません。年に1〜2回、閑散期の定例作業として組み込んでしまうのが確実です。
口コミ返信の遅れを取り戻し、ひな形を作る
繁忙期に返信できなかった口コミが溜まっていたら、閑散期にまとめて返していきます。古い口コミへの返信でも、これから見る人には十分に伝わります。
そのうえで、次の繁忙期に備えて返信のひな形を用意しておきましょう。高評価用、指摘を含む口コミ用、明らかな誤解がある口コミ用の3種類があれば、たいていの場面に対応できます。
ひな形といっても、そのまま貼り付けるためのものではありません。書き出しと締めの型だけ決めておき、真ん中は毎回そのお客様に合わせて書くという使い方が、機械的にならずに済むちょうどよい塩梅です。
閑散期ならではの需要を拾う投稿を出す
閑散期は「探している人が少ない」だけで、ゼロではありません。むしろ、混雑を避けたい層にとっては狙い目の時期です。
「今なら待ち時間なくご案内できます」「平日のこの時間帯は落ち着いています」といった情報は、閑散期にしか出せない価値のあるメッセージです。小さなお子様連れの方や、ゆっくり過ごしたい方には強く響きます。
投稿のネタに困ったときは「最新情報投稿のネタ切れを防ぐ12カ月カレンダー」に年間の切り口をまとめてあります。閑散期の月にどんな話題を出すかも、そこから拾えます。
なお、Googleの公式ヘルプでは、期間が設定されていない投稿は6か月が経過するとアーカイブされると案内されています。閑散期に作りためた投稿も、あまり先の分まで作りすぎず、次の1シーズン分を目安にするのが現実的です。
業種別・年間スケジュールの作り方(例)

ここからは、業種ごとの具体的な組み立て方を見ていきます。あくまで一般的な例ですので、自店のカレンダーに合わせて月をずらして使ってください。
飲食店の場合
飲食店の大きな山は、12月の忘年会シーズンと、歓送迎会が集まる3月から4月です。谷になりやすいのは、1月後半から2月、そして8月のお盆明けあたりでしょう。
この場合、10月から11月が仕込みの時期になります。忘年会向けのコース写真を撮影し、12月の特別営業時間を入力し、宴会プランの投稿を予約配信で仕込んでおきます。
12月は守りに徹します。営業時間の確認、増える口コミへの返信、混雑状況の告知だけに絞り、新しい作業は一切足しません。
そして1月後半から2月にかけて、写真の総入れ替えと設定の棚卸しを行います。ここで春の歓送迎会シーズンに向けた仕込みまで済ませてしまうと、3月に慌てずに済みます。
美容室・サロンの場合
美容室は、成人式や卒業式、入学式が重なる12月から4月にかけてが繁忙期です。ゴールデンウィーク明けの5月から6月にかけては、やや落ち着く店舗が多いでしょう。
この業種で効くのが、施術メニューごとの写真とサービス欄の整備です。「着付け」「ヘアセット」といった季節限定メニューは、需要期の2か月前までにサービス欄へ登録しておくと、探しているお客様に見つけてもらいやすくなります。
閑散期の5月から6月には、スタッフ写真の撮り直しと、施術事例の写真整理をまとめて行います。新人スタッフが入る時期とも重なるので、体制の変化をプロフィールに反映させる好機です。
クリニック・整骨院の場合
医療系は、疾患の流行時期がそのまま繁閑になります。耳鼻科なら花粉が飛ぶ2月から4月、内科なら冬の感染症の流行期、整骨院なら年末年始の生活の乱れが出る1月といった具合です。
この業種でいちばん重要なのは、診療時間と休診日の情報を絶対に間違えないことです。体調が悪い方が「今開いているか」を調べて来院するため、情報のずれが直接ご迷惑につながります。
年末年始やお盆の休診期間は、特別営業時間を数か月前に入れておきましょう。休診が7日以上続く場合は、Googleのヘルプが案内しているとおり、特別営業時間ではなく臨時休業の扱いを検討します。
なお、医療広告に関しては医療法上の規制があり、記載できる内容に制限があります。投稿や説明文の表現に迷う場合は、必ず専門家にご相談ください。
住宅・リフォームなど検討期間が長い業種の場合
工務店やリフォーム会社のように、お客様が数か月かけて検討する業種では、繁閑の考え方が少し変わります。契約が集中する時期の3か月前に、問い合わせのピークが来るからです。
つまり、施工が忙しい時期と、集客に力を入れるべき時期がずれます。この業種では「売上の山」ではなく「問い合わせの山」を基準にカレンダーを作るようにしてください。
また、検討期間が長いぶん、口コミや施工事例の写真が判断材料として重く見られます。閑散期には、完成した現場の写真を許可を得たうえで整理し、プロフィールに追加していく作業が効いてきます。
繁閑運用でやりがちな失敗と注意点

季節に合わせて運用を変えること自体は良いことですが、やり方を間違えると逆効果になる場面もあります。実際によく見かける失敗を4つ挙げておきます。
閑散期に情報発信を完全に止めてしまう
「閑散期は仕込みの時期」と聞くと、外向けの発信をやめてよいと受け取ってしまう方がいます。しかしこれは誤解です。
プロフィールを見に来た人にとって、最後の投稿が半年前だと「まだやっているのだろうか」という不安につながります。閑散期でも、月に2〜3本は投稿を出し続けてください。
閑散期に減らすのは頻度ではなく、1本あたりにかける手間です。既存の写真を使い回した簡単な投稿でも、更新が止まっていないことを示す価値は十分にあります。
通常の営業時間そのものを書き換えてしまう
年末年始だけ営業時間が変わるからといって、通常の営業時間の欄を直接書き換えてしまうケースをよく見ます。これをやると、期間が終わったあとに戻し忘れる事故が起こります。
一時的な変更のために用意されているのが特別営業時間です。通常の営業時間はそのままに、例外の日だけを特別営業時間で上書きするのが正しい使い方です。
なおGoogleのヘルプでは、特別営業時間を表示するには、営業時間の設定で「決まった営業時間で営業している」を指定しておく必要があると案内されています。設定したのに反映されない場合は、ここを確認してみてください。
順位の上下を季節要因と切り分けられない
閲覧数や通話数が減ると、順位が落ちたのではないかと不安になります。しかし閑散期には、そもそも検索する人自体が減っているので、数字が下がるのは自然なことです。
ここで慌ててプロフィールをいじると、うまくいっていた設定まで壊してしまいかねません。判断のよりどころになるのが、繁閑カレンダーと前年同月のデータです。
本当に順位そのものが落ちているのかを確かめたい場合は、エリアごとの表示順位を定点で記録しておくと切り分けが早くなります。数字が動いた原因の探り方は「MEOの効果が出ない7つの原因」でも整理しています。
効果検証を「前月比」だけで見てしまう
季節性のある商売では、前月比はほとんど意味を持ちません。12月と1月を比べて落ち込んだと嘆いても、それは毎年起きていることです。
見るべきは前年同月比です。去年の同じ月と比べて伸びているなら、施策は効いていると判断できます。
そのためには、毎月のデータを手元に残しておく習慣が欠かせません。Googleビジネスプロフィールの画面上でさかのぼれる期間には限りがあるため、月末に数字を控えるか、データをダウンロードして保存しておきましょう。
よくある質問(FAQ)

開業したばかりで、過去のデータがありません。どうすればよいですか
自店のデータがない場合は、同業種の一般的な繁閑パターンを仮置きしてスタートしてください。商工会議所の業種別資料や、同業の知人の話が参考になります。
そのうえで、1年目は毎月の数字を記録することを最優先にしましょう。2年目からは、自店の実データでカレンダーを作り直せます。
繁忙期の準備は、どのくらい前から始めればよいですか
目安は1〜2か月前です。特別営業時間の入力と投稿の予約設定は、遅くとも1か月前には終わらせておきたいところです。
写真の撮影のように時間がかかる作業は、2〜3か月前から取りかかってください。撮り直しが必要になる場合もあるため、余裕を持たせておくと安心です。
季節ごとに店舗名を変えて、キーワードを入れてもよいですか
おすすめできません。Googleのガイドラインでは、ビジネス名には実際の店舗名を記載することが求められており、キーワードや宣伝文句の追加は認められていません。
一時的に順位が動くように見えても、ガイドライン違反はプロフィールの停止につながるリスクがあります。季節の訴求は、投稿や商品・サービス欄で行うのが正しい方法です。
閑散期に順位が下がるのは、何か対策すべきでしょうか
まず、順位が下がったのか、検索する人が減っただけなのかを切り分けてください。閲覧数の減少は、順位が変わらなくても起こります。
そのうえで、実際に順位が落ちているようであれば、情報の更新が止まっていないか、競合が新しい取り組みを始めていないかを確認します。焦って大きく設定を変えるのは避けましょう。
閑散期の投稿は、どのくらいの頻度が適切ですか
月に2〜3本を目安にしてください。毎日更新する必要はありませんが、数か月間まったく投稿がない状態は避けたいところです。
頻度そのものが順位を決めるわけではありません。ただし、プロフィールを見た人が「今も営業している店だ」と感じられるかどうかは、来店の判断に影響します。
繁忙期に低評価の口コミが増えました。どう対応すべきですか
まずは落ち着いて、事実関係を確認したうえで丁寧に返信してください。繁忙期の低評価は、待ち時間や対応の慌ただしさが原因であることが多く、次の繁忙期の改善点として活かせます。
同じ指摘が複数の口コミで繰り返されているなら、それは店舗運営側の課題です。返信の文面を工夫する前に、オペレーションそのものの見直しを検討しましょう。
季節に合わせたMEO運用のご相談を承っています
ここまでお読みいただき、「考え方はわかったけれど、自店の場合どの月に何をすればよいのか」と迷われた方もいらっしゃるかと思います。業種や立地によって、繁閑の形は本当にさまざまです。
株式会社アクセス・リンクでは、Googleマップでの表示状況の可視化から、年間の運用計画づくりまでご相談を承っています。まずは自店が今どう見えているかを知るところから始めたいという方も、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらのフォームから承っています。無理な営業は一切いたしませんので、状況の整理だけでもお手伝いできれば幸いです。
