地名・駅名キーワードの選び方と使いどころ|MEOの基本

駅前の商店街と地図ピンを表したアイソメトリックイラスト(地名・駅名キーワードのイメージ)

「宇都宮 美容室」「大宮駅 居酒屋」「自由が丘 整体」。お客様が実際にスマートフォンに打ち込んでいるのは、こうした地名や駅名を含んだ言葉です。業種名だけで検索する人よりも、地名・駅名を添えて検索する人のほうが、来店に近いところにいます。

ところが実際のご相談では、「うちは何という地名で狙えばいいのか分からない」「市の名前を入れておけばいいのでは」といった段階で止まっている店舗が少なくありません。地名・駅名のキーワードは、選び方を間違えると、まったく反応のないところに労力を注ぎ込むことになります。

この記事では、自分の店に合う地名・駅名キーワードの探し方を5つのステップで整理し、そのうえで「どこで使うのか」「どこでは使ってはいけないのか」を具体的にご説明します。読み終えたときに、明日から手を動かせる状態になることを目指しました。

なお、キーワードそのものの探し方の基本については店舗集客キーワードの調べ方(無料ツール活用)でも解説しています。本記事は、その中でも「エリアを表す言葉」に絞って深掘りする内容です。

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目次

地名・駅名キーワードとは?なぜ店舗集客で効くのか

駅と店舗が並ぶ街区に複数の地図ピンが立つイラスト(エリアワードのイメージ)

地名・駅名キーワードとは、「地域を表す言葉」と「業種やサービス名」を組み合わせた検索語のことです。一般に「エリアワード」「ローカルキーワード」とも呼ばれます。

「エリア+業種」で検索する人は、すでに行く気になっている

「美容室」とだけ検索する人は、情報を集めている段階かもしれません。しかし「小山駅 美容室 カット」と検索する人は、行く場所と時間をほぼ決めていて、あとはどの店にするかを比べているだけです。

地名や駅名が付いた検索は、来店の意思が固まりかけている「刈り取りの検索」です。だからこそ、ここで自分の店が見つからないことは、そのまま売上の取りこぼしになります。

広告費をかけずにこの検索に応えられるのが、Googleマップ・ローカル検索の対策、いわゆるMEOです。まずは「自分の店にとってのエリアワードは何か」をはっきりさせることから始まります。

地名と駅名は、似ているようで別物

ひとくちに「エリアワード」といっても、中身はいくつかの種類に分かれます。市区町村名、町丁名、駅名、ランドマーク名、そして「〇〇通り」「〇〇インター近く」といった通称です。

これらは検索する人の立場がまったく違います。市区町村名で調べる人は「その街のどこか」を探しており、駅名で調べる人は「その駅から歩ける範囲」を探しています。

たとえば車で来店するお客様が多いロードサイドの店舗なら、駅名よりも市区町村名や幹線道路名のほうが実態に合います。逆に駅前の飲食店であれば、市の名前よりも駅名のほうが圧倒的に実用的です。

つまり、地名と駅名のどちらが良いという話ではありません。自分の店に、どういう手段で、どこから来る人が多いのかによって、選ぶべき言葉が変わります。

現在地検索が主流でも、エリアワードが必要な理由

「今はスマホが現在地を判定してくれるのだから、地名を入れる人は減っているのでは」と聞かれることがあります。たしかに、その場で「近くのカフェ」と探す使い方は増えています。

それでも地名・駅名の検索がなくならないのは、人は「今いない場所」を調べることが多いからです。出張の前日に宿泊先の駅名で飲食店を調べる、来週行く予定の街で美容室を探す、といった行動は日常的に起きています。

現在地検索は「今そこにいる人」、エリアワードは「これから行く人」に届く検索です。この2つは奪い合う関係ではなく、別々の来店機会だと考えてください。

「近くの〇〇」で選ばれるための考え方については、「近くの〇〇」で選ばれる店になるにはもあわせてご覧いただくと、両輪の関係がつかみやすくなります。

Googleは地名・駅名をどう見ているのか

マス目状の地図の上に店舗と地図ピンが並ぶイラスト(検索順位の仕組みのイメージ)

キーワードを選ぶ前に、Googleが地名をどう扱っているのかを押さえておくと、無駄な作業を減らせます。ここは推測ではなく、Googleが公開している説明にもとづいて確認しましょう。

ローカル検索の順位は「関連性・距離・知名度」で決まる

Googleビジネスプロフィール ヘルプの「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」では、ローカル検索結果は主に関連性・距離・知名度に基づいて表示されると説明されています。関連性は検索語句とビジネスプロフィールが合致する度合い、距離は検索しているユーザーから各ビジネス拠点までの距離、知名度はビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。

同ヘルプには「これらの要素を組み合わせて、最適な検索結果が表示されます」とも書かれています。つまり、どれか1つだけを極端に強くしても、思ったようには動かないということです。

地名・駅名キーワードの対策は、このうち主に「関連性」を高めるための作業だと理解してください。お店の情報を正確に、具体的に伝えることで、その言葉との結びつきが強くなります。

また同ヘルプには「Google では、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておりません」という注記もあります。順位を保証するような話には十分ご注意ください。

「地名を書けば距離を超えられる」わけではない

よくある誤解が、「ホームページに地名をたくさん書けば、その地名で検索した人に必ず表示される」というものです。しかし距離は独立した要素なので、遠く離れた地名を書き足しただけでは、その地域の検索結果に安定して出続けることは期待できません。

現実的なのは、店舗から無理のない範囲の地名・駅名を選び、その範囲での関連性と知名度を丁寧に積み上げていく進め方です。半径何キロまで狙えるかは、業種と競合の数によって大きく変わります。

競合が少ない業種であれば市全体で表示されることもありますし、飲食店のように競合が密集している業種では、隣の町に行くだけで一気に順位が落ちることも珍しくありません。まずは自分の商圏の実態を知るところからです。

順位は「検索した場所」で変わる

地名・駅名キーワードを扱ううえで、必ず知っておいていただきたいことがあります。同じキーワードで検索しても、検索した人がどこにいるかによって、表示される店の並びは変わるということです。

店内で「〇〇駅 ラーメン」と検索して1位に見えても、その駅の反対側や隣の駅で検索すると圏外、ということは普通に起こります。自分のスマートフォンで1回だけ確認して安心してしまうのは、いちばんもったいない失敗です。

この点はGoogleマップ順位の正しい測り方(検索する場所で変わる理由)で詳しく解説しています。仕組みそのものを知りたい方はGoogleマップの表示順位はどう決まる?もあわせてご覧ください。

自分の店に合う地名・駅名キーワードの探し方【5ステップ】

虫めがねで街区を絞り込むアイソメトリックイラスト(キーワードの探し方のイメージ)

ここからが実務です。難しいツールは使いません。紙とペン、そしてスマートフォンがあれば、今日のうちに一巡できる手順にしました。

ステップ1:お客様が「どこから来ているか」を書き出す

最初にやるのは、机上の調査ではありません。実際のお客様がどこから来ているかを、思い出せる範囲で書き出すことです。

予約台帳やカルテに住所欄があるなら、直近3か月分をざっと眺めてみてください。市区町村だけでなく、町名レベルまで見ると、思っていたより偏りがあることに気づくはずです。

データがない場合は、スタッフに「最近のお客様、どのあたりの方が多いですか」と聞くだけでも十分に価値があります。実際に来ている人の分布が、狙うべきエリアワードの出発点です。

ここで「本当は来てほしいけれど、実際には来ていない地域」も別枠でメモしておいてください。後のステップで、狙う価値があるかどうかを判断します。

ステップ2:候補の言葉を4種類に分けて洗い出す

次に、書き出した地域を手がかりに、候補となる言葉を4種類に分けて並べます。市区町村名、町丁・地区名、駅名、ランドマーク・道路名の4つです。

栃木県下野市の店舗を例にすると、市区町村名は「下野市」、地区名は「石橋」「小金井」、駅名は「石橋駅」「自治医大駅」、ランドマークは「自治医大」「新4号沿い」といった具合になります。まずは数を出すことが目的なので、良し悪しの判断はまだしません。

このとき、お客様が実際に口にする言い方を優先してください。行政上の正式名称よりも、地元で通じている呼び方のほうが検索されていることは、決して珍しくありません。

また、隣接する市区町村も1〜2件は入れておきましょう。商圏が県境や市境をまたいでいる店舗では、隣の自治体名のほうが反応が良いこともあります。

ステップ3:実際に検索して「検索結果の顔ぶれ」を見る

候補が出たら、1つずつ実際に検索します。ここは飛ばさないでください。数字を眺めるより、実際の検索結果を見るほうが、はるかに多くのことが分かります。

見るポイントは3つです。地図の枠(ローカルパック)が出ているか、出ている店は自分と同じ業態か、そして上位の店の口コミ件数はどのくらいか。

地図の枠が出ない検索語は、そもそもMEOで戦う土俵ではありません。逆に、地図の枠が出て、自分と同じような規模の店が並んでいるなら、そこは現実的に狙える言葉だと判断できます。

上位の店の口コミが3桁で、自分の店が2桁前半なら、その言葉は「今すぐの勝負どころ」ではありません。すぐ諦める必要はありませんが、優先順位は下げるべきです。

なお、検索するときはGoogleアプリのシークレットモードを使うか、普段と違う端末を使うと、自分の検索履歴の影響を減らせます。それでも現在地の影響は残るので、あくまで参考として見てください。

ステップ4:無料ツールで需要のあたりをつける

実際の検索結果を見たうえで、補助的に無料ツールを使います。Googleキーワードプランナーやサジェスト(検索窓に打ったときに出てくる候補)が代表的です。

ここで注意していただきたいのは、地方の店舗が狙うキーワードは、検索数が月に十数回といった小さな数字になりがちだという点です。数字が小さいからといって切り捨てると、狙うべき言葉が全部なくなってしまいます。

月10回の検索でも、そのうち3人が来店して1人が常連になれば、店舗にとっては十分な成果です。検索ボリュームは順位づけの参考にとどめ、判断の主役にはしないでください。

ツールの具体的な操作手順は、冒頭でご紹介した「店舗集客キーワードの調べ方」の記事にまとめています。あわせて競合店とローカル検索で比較・差別化する方法も読んでおくと、候補の絞り込みがしやすくなります。

ステップ5:メイン・サブ・ニッチの3層に整理する

最後に、候補を3つの層に整理します。この整理をしておくと、後の作業で「どこに何を書くか」がぶれなくなります。

メインは、店舗の所在地に最も近く、必ず取りたい言葉です。多くの場合、最寄り駅名または町丁名+業種の1〜2語になります。

サブは、市区町村名+業種のように、範囲が広く競合も多い言葉です。すぐには上がらなくても、中長期で育てる対象として持っておきます。

ニッチは、隣接エリア名や、地名+こだわり条件(「石橋駅 美容室 縮毛矯正」など)の組み合わせです。競合が手を付けていないことが多く、少ない労力で問い合わせにつながることがあります。

最初の3か月はメイン1〜2語に集中し、そこが安定してからサブに広げるのが、失敗の少ない進め方です。同時にたくさん狙うと、どれも中途半端になります。

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選んだキーワードの「使いどころ」7か所

スマートフォンの地図とチェックリスト・グラフのイラスト(キーワードの使いどころのイメージ)

キーワードが決まったら、次は「どこで使うか」です。ここを間違えると、せっかく良い言葉を選んでも効果が出ません。

Googleビジネスプロフィールの中での使いどころ(4か所)

1つ目は「ビジネス情報の説明」欄です。Googleのヘルプでは、この欄はビジネスの内容や独自性をユーザーに伝えるためのものと説明されており、店の特徴を文章で表せる数少ない場所なので、最寄り駅やエリアの情報を自然な文章の中に入れておきます。

「〇〇駅から徒歩5分、駐車場3台完備」のように、お客様にとって役に立つ情報として書くのがコツです。書き方のテンプレートはビジネス情報「説明」欄の書き方テンプレートにまとめてあります。

2つ目は「商品」「サービス」欄です。メニュー名や施術名に、必要に応じてエリアの情報を添えられます。

3つ目は「最新情報(投稿)」です。ここはこまめに更新できるので、「〇〇駅前の桜が見頃です」のように、地域の話題とお店の情報を自然に結びつけられます。

4つ目は「口コミへの返信」です。返信文の中で「〇〇からお越しいただきありがとうございます」と触れるのは自然な文章であり、無理なく地域性を伝えられます。

共通しているのは、どれも「お客様に読ませる文章」の中に入っているという点です。検索エンジンのために書いた不自然な文は、読む人にすぐ伝わります。

自社ホームページでの使いどころ(3か所)

5つ目は、トップページのタイトルタグとページ内の見出しです。「〇〇市の美容室|店名」のように、業種と地域が一目で分かる形にします。

6つ目は、アクセスページです。ここは地名・駅名を書くのに最も適した場所で、最寄り駅からの道順、目印になる建物、駐車場の位置などを具体的に書けます。

7つ目は、ブログや施工事例・お客様の声のページです。「〇〇町のお客様からのご依頼」といった形で、無理なく地名が積み重なっていきます。

ホームページとGoogleビジネスプロフィールの連携については、自社サイトとMEOを連携させて集客を最大化するで詳しく解説しています。片方だけを整えるより、両方をそろえたほうが効果は安定します。

住所・NAP情報は「表記ゆれ」に気をつける

意外な落とし穴が、住所表記のゆれです。「1-2-3」と「一丁目2番3号」、「栃木県下野市」と「下野市」のように、媒体によってバラバラになっているケースがよくあります。

店名・住所・電話番号(NAP)は、ホームページ、Googleビジネスプロフィール、各種ポータルサイトで統一しておくのが基本です。これはキーワードを増やす話とは別に、必ず整えておきたい土台になります。

詳しくは店名・住所・電話(NAP)を統一する重要性をご覧ください。地名対策に手をつける前に、まずここを揃えるだけで改善する店舗も少なくありません。

やりがちな失敗と、やってはいけない使い方

注意マークとカラーコーンが置かれた地図のイラスト(やってはいけない使い方のイメージ)

地名・駅名キーワードは、扱い方を間違えると逆効果になります。ここでは、実際にご相談の多い3つの失敗を取り上げます。

店名に地名を足す(最も危険)

いちばんやってはいけないのが、Googleビジネスプロフィールのビジネス名に地名やキーワードを足すことです。「美容室サンプル」を「宇都宮 美容室サンプル 駅前店」のように書き換える行為が該当します。

Googleのガイドラインでは、ビジネス名には店舗の看板やウェブサイトで実際に一貫して使われている名称を登録することが求められており、「ビジネス名に不要な情報を含めることはできません。含めると、ビジネス プロフィールが停止される場合があります」と明記されています。たとえ立地として事実であっても、正式なビジネス名に含まれていない地名やキャッチコピーを足すのは違反にあたります。

一時的に順位が上がったように見えても、停止されれば地図から丸ごと消えます。取り返すには時間がかかり、その間の来店は完全に失われます。

ほかにも見落としやすい違反はいくつかあります。プロフィール停止を防ぐ:やりがちなガイドライン違反集で一度点検しておくことをおすすめします。

地名だけ差し替えたページを量産する

もう1つの失敗が、ホームページで「〇〇市の美容室」「△△市の美容室」と、地名だけを置き換えた似たようなページを大量に作ることです。10年ほど前には一定の効果があった手法ですが、今は評価されにくくなっています。

Googleのスパムに関するポリシーでも、内容が類似する複数のページを作って誘導する行為や、独自性のないコンテンツを大量に作成する行為は問題として挙げられています。加えて、読んだお客様にも「どの地域にも同じことを言っている」と伝わってしまいます。

エリア別のページを作ること自体は問題ありません。ただし、その地域ならではの内容、たとえば実際の施工事例、そのエリアのお客様の声、具体的な道順や所要時間などを入れられる場合に限ります。

「そのページにしか書けないことがあるか」が、作ってよいかどうかの分かれ目です。書けないなら、無理に増やさないほうが健全です。

広すぎる地名・実態のない地名を狙う

3つ目は、いきなり「東京 美容室」「大阪 整体」のような広域の言葉を狙ってしまうケースです。こうした言葉は競合が非常に多く、個人店が短期間で上位に入るのは現実的ではありません。

同じく避けたいのが、実際にはお客様が来ていない遠方の地名を並べることです。仮に表示されたとしても、距離が離れすぎていれば来店にはつながりません。

なお、出張型・訪問型のビジネスの場合は、Googleビジネスプロフィールに「サービス提供地域」を設定できます。ヘルプによれば市区町村や郵便番号などで最大20か所まで指定でき、対象地域全体の境界線は拠点から車で約2時間以内に収めることが目安として示されています。

ここでも「できるだけ具体的かつ正確に」設定することが求められています。広く設定すればするほど有利になる、という仕組みではない点にご注意ください。

業種・立地別の考え方と、効果の確かめ方

電車と店舗のある街区の地図イラスト(業種・立地別の考え方のイメージ)

同じ「地名・駅名キーワード」でも、立地によって最適解は変わります。ここでは代表的な3つのパターンと、成果の確かめ方をご説明します。

駅前立地・ロードサイド・出張型で優先順位が変わる

駅前立地の店舗は、駅名を最優先にします。徒歩で来るお客様が中心なので、「〇〇駅 業種」「〇〇駅前 業種」「〇〇駅 東口 業種」といった細かい言い方まで拾う価値があります。

ロードサイドの店舗は、市区町村名と地区名を軸にします。加えて、幹線道路名やインターチェンジ名、大型商業施設名など、車で移動する人が目印にする言葉が効きます。

出張型・訪問型は、拠点の地名よりも「対応エリア」の考え方が中心になります。前述のサービス提供地域を正しく設定したうえで、実際に施工・訪問した地域の事例をコンテンツとして積み上げるのが王道です。

業種ごとの具体的な進め方は、飲食店がまずやるべきMEOの基本チェックリストや美容室・サロンのためのMEO実践ガイドもご参照ください。

効果は「点」ではなく「面」で確かめる

地名・駅名キーワードの対策で最も難しいのが、効果の確認です。前述のとおり、順位は検索した場所によって変わるため、1か所で調べた順位はほとんど参考になりません。

正しくは、商圏内の複数の地点で同じキーワードの順位を調べ、地図上に並べて見ることです。「どの方角には強く、どの方角には弱いのか」が見えて初めて、次の打ち手が決まります。

私たちが開発・運営しているaccess-meoは、まさにこの「面で見る」ための道具です。店舗の周辺を格子状に区切り、エリアごとの順位をヒートマップで表示するので、狙った地名の圏内で実際にどう見えているかを一目で確認できます。

登録不要で無料で試せる範囲もありますので、まずは1つのキーワードで現状を確かめてみてください。ツールを選ぶ際の観点はMEO順位チェックツールの選び方と比較ポイントにまとめています。

見直しは3か月ごと、変えるのは1つずつ

キーワードの見直し頻度は、3か月に1回を目安にしてください。ローカル検索の変化はゆるやかなので、毎週見ても一喜一憂するだけになりがちです。

見直すときは、一度に複数のことを変えないのが鉄則です。説明文も投稿も写真も同時に変えてしまうと、何が効いたのか分からなくなります。

あわせて、Googleビジネスプロフィールのパフォーマンス(インサイト)で、実際にどんな検索語で見つけられているかも確認しましょう。自分が狙っていた言葉と、実際に使われている言葉が違うことは、よくあります。

その差分こそが、次の3か月で狙うべき新しいキーワードの候補です。読み方はビジネスプロフィールのインサイト(パフォーマンス)の見方で解説しています。

よくある質問(FAQ)

スマートフォンの地図に多数のピンが表示されたイラスト(よくある質問のイメージ)

Q1. 市区町村名と駅名、どちらを優先すべきですか?

お客様の来店手段で判断してください。徒歩・電車が中心なら駅名、車が中心なら市区町村名や地区名が優先です。

迷う場合は、まず最寄り駅名で1〜2か月試し、反応を見てから広げるのが安全です。両方を同時に全力で狙うと、どちらも中途半端になりやすいためです。

Q2. 隣の市の名前も入れて大丈夫ですか?

実際にその地域からお客様が来ているなら問題ありません。アクセスページやお客様の声の中で、事実として触れる形が自然です。

一方、来店実績がまったくない地域名を並べるのは避けてください。ビジネス名に入れるのはガイドライン違反にあたるため、こちらは明確にNGです。

Q3. 地名を入れたのに順位が上がりません。なぜですか?

ローカル検索の順位は関連性だけで決まるわけではなく、距離と知名度も関わります。地名を書き足しただけで距離の不利を覆すことは難しい、というのが実情です。

また、そもそも計測している場所が偏っている可能性もあります。商圏内の複数地点で確認してから、判断してください。

Q4. 通称や旧地名は使ってもいいですか?

地元で実際に通じている呼び方であれば、本文や説明文の中で使う価値は十分にあります。合併前の旧市町村名で検索する方も一定数いらっしゃいます。

ただし、住所欄やビジネス名は正式名称を使ってください。公式情報と読み物としての本文は、役割を分けて考えるのが安全です。

Q5. どのくらいの期間で効果が出ますか?

店舗の状況や競合の数によって大きく変わりますが、地名・駅名キーワードでの変化が見え始めるまでには、数か月単位の時間がかかるのが一般的です。すぐに結果が出ないからといって、次々にキーワードを変えるのは得策ではありません。

期間の目安についてはMEOの効果はいつ出る?期間の目安とやるべきことで詳しく解説しています。順位を保証する業者の話には、十分ご注意ください。

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「自分の店ではどの地名を狙えばいいのか」「今の順位が商圏の中でどう見えているのか」を知りたい方は、まず無料のグリッドスキャンで現状を確かめてみてください。1つのキーワードでも、見えてくることはかなりあります。

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この記事を書いた人
三田健司
三田健司
access-meo 開発・運営/株式会社アクセス・リンク 代表取締役

全日本SEO協会認定SEOコンサルタント。Webサイト制作・SEOを10年以上、延べ1,000件以上支援してきた実績をもとに、Googleマップ・ローカル検索(MEO)での集客を可視化し、改善まで後押しする支援ツール「access-meo」を開発・運営しています。個人事業主や中小企業の店舗集客をサポートします。

(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント

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