Googleビジネスプロフィールを一括管理・一括更新する方法

Googleビジネスプロフィールを一括管理するイメージ図

店舗が3店、5店と増えていくと、Googleビジネスプロフィールの更新作業は思っていた以上に重たくなります。営業時間を1時間変えるだけでも、店舗の数だけ同じ操作を繰り返すことになるからです。

年末年始の営業時間、電話番号の変更、新しいサービスの追加。どれも1店舗なら3分で終わる作業ですが、20店舗あれば1時間仕事になります。しかも人の手で繰り返すぶん、必ずどこかで入力ミスや更新漏れが起きます。

Googleはこうした多店舗運営者のために、複数のプロフィールをまとめて登録・更新できる仕組みを用意しています。スプレッドシート(Excelのような表計算ファイル)に全店舗の情報を並べて、それを一度に読み込ませる方法です。

この記事では、その一括管理の土台づくりから、スプレッドシートの作り方、インポートの手順、10拠点以上の一括オーナー確認、そしてやりがちな失敗の防ぎ方までを、順を追って説明します。専門知識がなくても進められるよう、Googleの公式ヘルプに書かれている内容をベースに整理しました。

MEO・ローカル集客ツール access-meo
あなたの店のGoogleマップ順位、今すぐ無料でチェック
無料で試す ▶
目次

店舗情報を1件ずつ直す運用が限界を迎えるとき

店舗情報を1店舗ずつ手作業で更新する非効率さのイメージ

まず、そもそも一括管理に切り替えるべきなのかどうかを整理しておきましょう。店舗数が少ないうちは、1件ずつ手で直したほうが早いこともあります。

店舗が増えると作業時間は「かけ算」で増える

Googleビジネスプロフィールは、1店舗であればGoogle検索やGoogleマップの画面から直接編集できます。実際、Googleの公式ヘルプでも「個々のプロフィールはGoogle検索とGoogleマップで管理できる」と案内されています。

問題は、この操作が店舗数に比例して増えることです。3店舗なら15分で終わる作業が、20店舗では1時間半、50店舗では4時間近くかかる計算になります。

さらにやっかいなのは、この作業が「年に1回」ではないことです。年末年始、ゴールデンウィーク、お盆、臨時休業、新メニューの追加と、更新の機会は年間を通じて何度も訪れます。

そのたびに担当者が全店舗をクリックして回るのは、現実的とは言えません。結果として「今回は主要店舗だけ更新しておこう」という判断になり、情報の鮮度が店舗ごとにバラついていきます。

更新漏れが集客に与える具体的なダメージ

更新漏れは、単なる「情報が古い」で済む話ではありません。営業時間が実際と違っていれば、お客様は閉まっている店に足を運ぶことになります。

その体験は、そのまま低評価のクチコミとして残ります。「営業時間と書いてあったのに閉まっていた」という書き込みは、実際にGoogleマップでよく見かけるものです。

また、Googleは掲載情報の正確さを重視しています。情報が古いまま放置されると、ユーザーからの修正提案(Googleによる変更)が入り、意図しない内容に書き換わることもあります。

電話番号が古いままなら、問い合わせは届きません。ウェブサイトのURLが変わっているのに直していなければ、せっかくプロフィールを見てもらってもサイトに来てもらえません。

一括管理に切り替える判断ライン

目安としては、店舗数が5〜10を超えたあたりが切り替えどきです。この規模になると、手作業の時間よりもスプレッドシートを整える手間のほうが小さくなります。

ただし、店舗数が少なくても一括管理が向いているケースがあります。たとえば「複数の担当者が別々に更新していて、誰が何を直したのか分からない」という状態です。

スプレッドシートで全店舗の情報を一覧にすると、どこが空欄でどこが古いのかが一目で分かります。管理台帳そのものが手元に残るので、担当者が変わっても引き継ぎができます。

逆に、3店舗以下で更新頻度も低いのであれば、無理に一括管理に移行する必要はありません。準備の手間に見合わないからです。

多店舗のMEOをどう組み立てるかという全体像については、複数店舗のMEOを効率よく回す考え方で解説しています。あわせて読むと、一括管理をどの位置づけで使うかがはっきりします。

一括管理の土台をつくる(アカウント・ビジネスグループ・権限)

ビジネスグループと権限で多店舗の土台をつくるイメージ

いきなりスプレッドシートを作り始めたくなりますが、その前に土台を整えておくと後の作業がずっと楽になります。Googleの公式ヘルプでも、一括管理の手順は「アカウントの用意」から始まると案内されています。

自社ドメインのメールアドレスでGoogleアカウントを用意する

最初にやるべきは、ビジネス用のGoogleアカウントを用意することです。ここで大事なのが、自社サイトと同じドメインのメールアドレスを使うという点です。

たとえば自社サイトが「www.example.com」なら、「you@example.com」のようなアドレスです。Googleのヘルプには、ビジネスのドメインと異なるメールアドレスを使うとオーナー確認に時間がかかり、情報の公開が遅れることがあると明記されています。

個人のGmailアドレスでも登録自体はできますが、10拠点以上の一括確認を目指すのであれば、独自ドメインのアドレスを準備しておくほうが確実です。この一手間が、後の審査期間に効いてきます。

また、担当者個人のアドレスではなく「info@」や「web@」のような共有アドレスにしておくと、退職や異動があってもアカウントを引き継げます。多店舗運営では、この点も見落とせません。

ビジネスグループ(旧ビジネスアカウント)を作る

次に作るのが「ビジネスグループ」です。以前は「ビジネスアカウント」「ロケーショングループ」と呼ばれていた機能で、複数のプロフィールをひとつの箱にまとめて管理するための入れ物だと考えてください。

ビジネスグループを作ると、複数のユーザーと安全に共同管理ができるようになります。Googleのヘルプでは、位置情報ベースの広告キャンペーンにも活用できると説明されています。

作成は、ビジネスプロフィール マネージャ(business.google.com)にログインして行います。グループ名は「〇〇株式会社 全店舗」のように、あとから見て分かる名前にしておきましょう。

グループを分ける基準としては、エリア別(関東エリア・関西エリア)、業態別(本店・フランチャイズ店)、管理会社別などが考えられます。権限をグループ単位で付けられるので、「関西の担当者には関西の店舗だけ触らせる」といった運用がしやすくなります。

オーナーと管理者の権限を設計する

Googleビジネスプロフィールの権限は「オーナー」と「管理者」の2種類です。オーナーはユーザーの追加・削除やプロフィールの削除まで含めた完全な管理ができ、管理者はそれ以外のほぼすべての操作ができます。

ひとつのプロフィールに複数のオーナーを設定できますが、「メインのオーナー」は1人だけです。この点は、権限を渡す順番を考えるうえで押さえておきたいところです。

店長やアルバイトのスタッフに投稿やクチコミ返信を任せるなら、管理者権限で十分です。オーナー権限はプロフィールの削除までできてしまうため、本部の限られた人だけに絞るのが安全です。

なお、新しくオーナーや管理者になったユーザーは、一部の操作が7日ほど制限されます。プロフィールの削除、他のオーナーの削除、メインのオーナー権限の譲渡がこれにあたります。

権限の付け方や、退職者のアカウントをどう外すかといった実務は、オーナー・管理者権限の違いと安全な付与方法で詳しく整理しています。本部と店舗でルールを決めるなら、フランチャイズ・チェーンのGBP運用ルールの決め方も参考になります。

一括アップロード用スプレッドシートの作り方

一括アップロード用スプレッドシートを作成するイメージ

土台ができたら、いよいよスプレッドシートの作成です。ここが一括管理の心臓部にあたります。

まずはテンプレートをダウンロードする

ゼロから列を作る必要はありません。Googleが公式のテンプレートを用意しています。

手順は、ビジネスプロフィール マネージャにログインし、右上の「プロフィールを追加」から「プロフィールをインポート」を選ぶだけです。そこに「テンプレートをダウンロード」というボタンがあります。

同じ画面には「サンプル スプレッドシートをダウンロード」と「属性に関する資料を含むスプレッドシートをダウンロード」も用意されています。初めてなら、記入例が入っているサンプルも一緒に落としておくと、どの欄に何を書けばよいかが分かりやすくなります。

ダウンロードするとき、ファイルの言語が自社で使っている言語と一致しているか確認してください。列見出しは言語ごとに決まっており、ここがずれると読み込み時に認識されません。

必須項目「ビジネスコード」の決め方

スプレッドシートで最も重要な列が「ビジネスコード」(店舗コード)です。これは店舗ごとに割り当てる固有のIDで、Googleのヘルプでも「常に必須」と明記されています。

このコードは検索結果やマップには表示されません。あくまで管理用の識別子で、「この行はどの店舗の情報か」をGoogleが判断するために使われます。

ビジネスコードの要件は、店舗ごとに異なること、半角64文字以内であること、前後に余分なスペースがないこと、「<」や「>」などの特殊文字やURLを含まないことです。この4つを満たしていれば、内容は自由に決められます。

Googleのヘルプが挙げている例は「G1、G2、G3」「Goog101、Goog102」「GClaremont、GMainStreet」といったものです。後で見返すことを考えると、数字の連番より「ACL-utsunomiya」「ACL-oyama」のように店名が読み取れる形にしておくほうが管理しやすくなります。

なお、スプレッドシートを使ってビジネスコードそのものを書き換えることはできません。店舗が移転して新しい拠点になる場合は、古いコードを新しいコードに置き換える形で対応します。

店名・住所・電話・カテゴリの入力ルール

ビジネス名は各店舗で必須です。文字数は100文字以内、頭字語の使用は4文字以下、すべて大文字だけで入力しないといったルールがあります。

気をつけたいのは、ショッピングモールや商業施設に入っている店舗の扱いです。Googleは施設名を店名に含めず、ビジネス名だけを入れるよう案内しています。

電話番号は「電話番号1」または「ウェブサイト」のどちらかが必須です。ここにはコールセンターの番号ではなく、できるだけ店舗に直接つながる番号を入れることが推奨されています。

ウェブサイトは「http://」または「https://」を含む完全なURLで、256文字以内です。店舗ごとのページがあるなら、トップページではなくその店舗ページのURLを入れたほうが、訪問者にとって親切です。

メインカテゴリも各店舗で必須です。Googleの日本語ヘルプには「選択したカテゴリは、すべてのビジネスで同じである必要がある」と書かれており、小売・配送センター・オフィスなど業態が違う場合は、それぞれのグループ単位でこのルールが適用されます。

なお、この部分は英語版のヘルプでは「同じであることが望ましい」というニュアンスで書かれています。同じチェーンでも業態が明確に異なる店舗を抱えている場合は、無理に統一するより、実態に合ったカテゴリを選ぶ方向で考えるとよいでしょう。

追加カテゴリは最大9つまで指定でき、複数の場合はカンマで区切ります。カテゴリの選び方そのものは順位に直結する要素なので、ビジネスプロフィールのカテゴリ選びで集客が変わるで考え方を確認しておくとよいでしょう。

住所については、国や地域ごとに正しい形式があります。緯度・経度は必須ではありませんが、登録した住所をGoogleのシステムが確認できない場合には指定が必要になります。

緯度・経度の入力ルールは、全世界共通で小数点以下6桁以上です。加えて日本ではWGS84という測地系のみが使用できます。

なお、店名・住所・電話番号の表記ゆれは、ローカル検索での評価にも影響します。表記を揃える考え方は店名・住所・電話(NAP)を統一する重要性にまとめています。

営業時間・説明文・ラベルの書き方

営業時間は曜日ごとの列に入力します。形式は24時間表記(09:00-17:00)でもAM/PM表記(09:00AM-05:00PM)でも構いません。

ランチとディナーで一度閉める飲食店のように、1日の営業時間が2つに分かれる場合は「11:30-14:00, 17:00-22:00」とカンマで区切って書きます。終日休業の日は「X」を入れるか、セルを空白のままにします。

深夜まで営業する場合は、始業時間が属する曜日の列に「18:00-02:00」のように入力します。24時間営業なら「00:00-00:00」または「00:00-24:00」です。

ビジネスの説明は任意ですが、750文字以内という制限があります。キャンペーンやセール、価格の情報、URLやHTMLコードを含めることは認められていません。

ラベルは、店舗をグループ分けするための管理用のタグです。1店舗あたり最大10個、各ラベルは50文字以内で設定できます。

「関東エリア」「路面店」「2025年開業」といったラベルを付けておくと、管理画面での絞り込みが楽になります。ラベル名にカンマを含めたいときは「%2c」という文字列で代用します。

属性(Wi-Fiあり、テラス席あり、バリアフリーなど)も列として用意されています。「はい/いいえ」で答えるもの、URLを入れるもの、選択肢から選ぶものの3種類があり、任意ですがGoogleは設定を強く推奨しています。

MEO・ローカル集客ツール access-meo
あなたの店のGoogleマップ順位、今すぐ無料でチェック
無料で試す ▶

スプレッドシートをインポートして一括更新する手順

スプレッドシートをインポートして一括更新するイメージ

シートができたら、いよいよ読み込みです。ここでの操作ミスは全店舗に一気に波及するので、順番どおりに進めてください。

既存店舗を更新するときは「まずダウンロード」から

すでに登録済みの店舗を更新する場合、いちばん安全なのは自分のアカウントから最新のビジネス情報をダウンロードし、そのファイルに直接変更を加える方法です。Googleのヘルプもこのやり方をおすすめしています。

理由は、既存の店舗コードと完全に一致した状態で編集できるからです。自分で一から作ったシートを読み込ませると、コードのわずかな違いから既存店舗が更新されず、重複した新規プロフィールが作られてしまうことがあります。

特定の項目だけを直したい場合は、不要な列を削除しても構いません。ただし、ビジネスコードの列だけは必ず残してください。

たとえば全店舗の営業時間だけを変えたいなら、「ビジネスコード」と曜日ごとの列だけを残したシートを作れば十分です。触らない列を持ち込まないことが、事故を減らす最大のコツです。

インポートの手順

アップロードの前に、重複しているビジネスコードや、抜けているビジネスコードがないかを確認します。この固有の値があってはじめて、シートの変更が正しい店舗に適用されます。

  1. ビジネスプロフィール マネージャ(business.google.com)にログインする
  2. 右上の「プロフィールを追加」をクリックする
  3. プルダウンメニューから「ビジネス情報をインポート」をクリックする
  4. 「ファイルを選択」からスプレッドシートを選ぶ(対応形式は xls / xlsx / ods / csv)
  5. 列ヘッダーに警告が出た場合は修正する
  6. 「変更をプレビュー」をクリックして内容を確認する
  7. 問題なければ「適用」→「変更内容を確認」で確定する

列見出しが重複していたり、Googleが認識できない見出しが混じっていたりすると警告が表示されます。認識されない見出しはアップロード時に無視されるだけなので、そのまま進めても問題はありません。

変更を取りやめたい場合は「キャンセル」を選べば適用されません。プレビュー画面で止められるのが、この仕組みのいちばんありがたいところです。

プレビュー画面で見るべき4つのステータス

プレビューでは、各店舗に対して4種類のステータスが表示されます。ここを読み飛ばさないことが、事故を防ぐ最後の砦です。

  • 新規:アカウントに新しく追加される店舗です
  • 変更:シートの値で更新される店舗です
  • 変更なし:現状とまったく同じで、更新の必要がない店舗です
  • エラー:処理中に問題が発生した店舗です

ここで「新規」が想定より多いときは、要注意のサインです。既存店舗を更新するつもりだったのに新規として扱われているなら、ビジネスコードがずれている可能性が高いからです。

「変更」の件数が異様に多い場合も一度立ち止まってください。セルの削除ミスでシート全体の値がずれ、意図しない大量の変更が発生していることがあります。

プレビュー画面には「詳細をダウンロード」というボタンもあります。ここから、どの店舗の何が変わるのかを一覧にしたスプレッドシートを取得できるので、規模が大きいときは必ず落として目視で確認しましょう。

10拠点以上を一括でオーナー確認する

10拠点以上のビジネスを一括でオーナー確認するイメージ

新しく多数の店舗を登録する場合、避けて通れないのがオーナー確認です。1店舗ずつハガキや電話で確認していては、いつまで経っても公開できません。

一括オーナー確認の前提条件

Googleのヘルプには「ビジネス拠点が10以上ある場合は、一括で追加、オーナー確認、管理できます」と記載されています。つまり、一括確認(チェーン申請)を使えるのは10拠点以上が目安です。

あわせて、独自ドメインのウェブサイトと、そのドメインと同じメールアドレスがあることが実質的な条件になります。前の章で「自社ドメインのアドレスを用意しましょう」とお伝えしたのは、このためです。

注意したいのは、この10という数字が「同じビジネスの拠点数」を指すという点です。ひとつのアカウントに複数の別会社のプロフィールを抱えている代理店のようなケースは、一括確認の対象になりません。

また、重複しているプロフィールや停止中のプロフィールは、この10件のカウントに含まれません。「たしか10店舗あったはずなのに条件を満たさない」というときは、重複や停止がないかを先に確認してください。

そして、掲載するビジネス情報はGoogleの品質に関するガイドラインに準拠している必要があります。実在しない住所や、キーワードを詰め込んだ店名は審査で弾かれます。

申請の流れと待ち時間の目安

流れとしては、スプレッドシートをアップロードしたあと、管理画面から一括確認をリクエストします。ビジネスプロフィール マネージャーの左側にある「オーナー確認」から「チェーン」を選び、「開始」をクリックしてフォームに必要事項を入力する形です。

アップロード後はダッシュボードに各店舗が表示され、エラーがあれば公開前に修正を求められます。ここを片付けてから確認申請に進みます。

気になるのが審査期間ですが、Googleは公式に所要日数を公表していません。数日で完了することもあれば数週間かかることもあるため、開業日や繁忙期から逆算して余裕を持ったスケジュールを組んでおくのが安全です。

なお、申請方法は過去に変更されています。以前はスプレッドシートをGoogleにメール送信する方式でしたが、現在はビジネスプロフィール マネージャー内のフォームから申請する形に切り替わっています。古い解説記事を参考にする際は、この点にご注意ください。

審査が遅れやすいケース

いちばん多いのが、ドメインの不一致です。ウェブサイトのドメインと申請に使うメールアドレスのドメインが違うと、Googleのサポートチームから個別に連絡が入り、その分だけ時間がかかります。

次に多いのが、店舗情報の不備です。住所の形式が正しくない、電話番号がその国で有効でない、カテゴリがバラバラといった問題があると、確認前の段階でエラーになります。

すでに他の人がオーナー確認を済ませているプロフィールが混ざっているケースもあります。この場合はオーナー権限のリクエストという別の手続きが必要になるため、事前に重複がないか調べておくと手戻りが減ります。

連絡が取れるメールアドレスを指定しておくことも大切です。Googleから確認の連絡が来たときに気づかないと、そのまま止まってしまいます。

一括管理でやりがちな失敗と、その防ぎ方

一括更新前にエラーや重複をチェックするイメージ

一括更新は便利な反面、ミスも一括で広がります。ここでは、実際に起きやすい失敗と対策をまとめます。

ビジネスコードのゼロ落ちで「新規店舗」が量産される

Googleのヘルプが名指しで警告しているのが、この問題です。スプレッドシートソフトが数値として解釈してしまい、「0004」というコードが「4」になってしまう現象です。

コードが変わると、Googleは別の店舗だと判断します。その結果、既存店舗が更新されないまま、同じ店の新規プロフィールが作られてしまいます。

防ぐには、ビジネスコードの列を「文字列」書式に設定しておくことです。あるいは、最初から数字だけのコードを使わず、アルファベットを混ぜた形にしておけば起こりません。

もしプレビューで「新規」が大量に出てきたら、迷わずキャンセルしてコードを見直してください。適用してしまうと、重複プロフィールの削除という面倒な作業が待っています。

空の列で既存データが消える

これも見落としがちな落とし穴です。Googleのヘルプには「スプレッドシートに列ヘッダーはあるが、そのヘッダーの下に情報がない場合、その列の既存の情報は削除されます」と明記されています。

つまり、「説明」の列を残したまま中身を空にしてアップロードすると、全店舗の説明文が消えます。触らない項目の列は、思い切って削除してしまうのが正解です。

逆に言えば、意図的に情報を消したいときはこの挙動を使えます。ただし、消すつもりのない列を空のまま残さないことが鉄則です。

全店舗の情報を「同じ」にしてしまう

一括管理に慣れてくると、効率を優先して全店舗の説明文を丸ごと同じ文章にしてしまうことがあります。作業は速くなりますが、集客の観点では損をします。

ローカル検索では、その地域ならではの情報が評価されます。「駅から徒歩3分」「駐車場20台完備」といった店舗固有の情報こそが、検索した人の判断材料になります。

おすすめは、共通部分と店舗固有部分を分けてスプレッドシートで管理する方法です。説明文の前半はブランド共通、後半は店舗ごとの立地や特徴、という構成にすれば、一括更新の効率を保ちながら個別性も出せます。

写真についても同様です。全店舗で同じ本部提供の画像だけを使うより、各店の実際の外観や店内の写真を入れたほうが、来店前の不安を減らせます。

更新した後の結果を見ていない

最後に、これがいちばん多い失敗かもしれません。一括更新を終えた時点で満足してしまい、その後どうなったかを確認しないパターンです。

カテゴリを変えた、説明文を書き直した、属性を追加した。こうした変更は、Googleマップでの表示順位に影響する可能性があります。

ただし、順位はスマートフォンの現在地によって変わります。本部のある場所で検索しても、その店舗の商圏での見え方は分かりません。

各店舗の周辺エリアを面で見て、どこで表示されていてどこで表示されていないのかを把握しておくと、次にどの店舗の情報を優先して直すべきかが判断できます。20店舗を横並びで比べられれば、本部としての打ち手も決めやすくなります。

よくある質問(FAQ)

Googleビジネスプロフィール一括管理のよくある質問のイメージ

Q. 店舗が5店しかありません。一括管理は使えますか?

スプレッドシートによる一括更新自体は、10拠点未満でも利用できます。10拠点以上という条件が関わるのは、一括での「オーナー確認」の部分です。

すでにオーナー確認が済んでいる5店舗の情報をまとめて更新したい、という用途であれば問題なく使えます。管理台帳が手元に残るという意味でも、5店舗規模から始める価値はあります。

Q. 一括アップロードで写真も更新できますか?

できます。「ロゴ」「カバー」「その他の写真」の列に写真のURLを入れる形です。「その他の写真」に複数入れたい場合は、URLをカンマで区切ります。

ただし、ビジネス情報のステータスが「未公開」の場合、写真のURLは無視されます。まずオーナー確認を済ませてから写真を追加する、という順番になります。

Q. どんなファイル形式でアップロードできますか?

xls、xlsx、ods、csv の4形式に対応しています。ExcelでもGoogleスプレッドシートでも作成できます。

Googleスプレッドシートで編集した場合は、xlsx形式でダウンロードしてからアップロードするのが確実です。csvで保存すると、文字コードの問題で日本語が崩れることがあります。

Q. 間違って適用してしまった場合、元に戻せますか?

「元に戻す」ボタンのような機能はありません。そのため、変更前のデータをダウンロードして手元に保存しておくことが実質的なバックアップになります。

もし間違った内容を適用してしまったら、正しい情報を入れたシートを作り直して再度アップロードすることになります。作業前に必ず現状のファイルを保存しておいてください。

Q. 医療機関や士業でも同じ手順で大丈夫ですか?

スプレッドシートの操作手順は業種を問わず同じです。ただし、医療広告ガイドラインなど業種固有の規制がかかる表現については、掲載内容そのものに注意が必要です。

説明文や商品・サービス欄に治療効果をうたう表現を入れる場合などは、判断に迷ったら所轄官庁や専門家にご相談ください。この記事は一般的な情報提供であり、個別の法的判断を行うものではありません。

多店舗のMEOでお困りでしたらご相談ください

一括管理の仕組みは、慣れてしまえば強力な武器になります。一方で、最初のスプレッドシート設計や、ビジネスグループの分け方、権限の設計は、あとから直すのが大変な部分でもあります。

「自社の店舗数だと一括管理に移行すべきか判断がつかない」「更新した結果、順位がどう動いたのか分からない」といったお悩みがあれば、株式会社アクセス・リンクまでお気軽にご相談ください。全日本SEO協会認定SEOコンサルタントとして、店舗集客の現場に即した形でお手伝いします。

まずは自社の店舗が今どう見えているのかを、無料で確かめてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

MEO・ローカル集客ツール access-meo
Googleマップ順位・口コミ・店舗情報を
まとめて”見える化”

クレジットカード不要・登録1分。まずは無料で、
あなたのお店が今どう見られているのか確かめてみませんか?

無料で試してみる ▶
※無料プランあり/いつでも解約OK
この記事を書いた人
三田健司
三田健司
access-meo 開発・運営/株式会社アクセス・リンク 代表取締役

全日本SEO協会認定SEOコンサルタント。Webサイト制作・SEOを10年以上、延べ1,000件以上支援してきた実績をもとに、Googleマップ・ローカル検索(MEO)での集客を可視化し、改善まで後押しする支援ツール「access-meo」を開発・運営しています。個人事業主や中小企業の店舗集客をサポートします。

(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次