Googleビジネスプロフィールの属性設定|設定漏れをなくすコツ

Googleビジネスプロフィールの店舗と地図ピン・各種属性アイコンを表したアイソメトリックイラスト

Googleビジネスプロフィールを整えるとき、カテゴリや営業時間、写真までは埋めたけれど、「属性(アトリビュート)」の欄はよく分からないまま飛ばしていませんか。実はこの属性こそ、来店を迷っているお客様の背中をそっと押す、小さくても効き目のある項目です。

属性とは、駐車場の有無やバリアフリー対応、テイクアウトの可否、支払い方法など、お店の特徴を「はい・いいえ」で示せるタグのようなものです。ひとつひとつは地味に見えますが、設定漏れがあるとお客様に必要な情報が届かず、機会を逃してしまうこともあります。

この記事では、Googleビジネスプロフィールの属性について、そもそも何を伝える項目なのかという基本から、設定できる種類、パソコンとスマホそれぞれの設定手順、そして設定漏れをなくすためのチェックポイントまでを、順を追ってお伝えします。専門用語はできるだけかみくだいて解説しますので、はじめての方でも読み終える頃には迷わず設定できるはずです。

筆者は全日本SEO協会認定SEOコンサルタントとして、Web制作やSEO・MEOのご支援を10年以上続けてきました。実際に多くの店舗プロフィールを拝見してきた経験から、「ここを埋めるだけで印象が変わる」という現場目線のポイントを中心にまとめます。

目次

Googleビジネスプロフィールの「属性」とは?

店舗プロフィールに設備やサービスの属性アイコンが並ぶアイソメトリックイラスト

まずは属性がどういうものなのかを整理しておきましょう。役割を正しく理解しておくと、この後の「どれを設定すべきか」という話がぐっと分かりやすくなります。

属性は「お店の特徴」を伝えるタグ

属性とは、Googleビジネスプロフィール上でお店の特徴やサービス内容を示すための項目です。たとえば「駐車場あり」「Wi-Fiあり」「テイクアウト可」「バリアフリー対応」といった具合に、お店が備えている条件を一覧で伝えられます。

これらは検索したお客様が「自分の条件に合うお店かどうか」を判断する材料になります。カテゴリや営業時間が「お店の基本情報」だとすれば、属性は「お店の細かな使い勝手」を伝える情報だと考えると分かりやすいでしょう。

Googleビジネスプロフィールのヘルプでも、属性はGoogle検索やGoogleマップなどでお客様に表示される可能性がある情報として案内されています。つまり、埋めておくほどお店の姿がくっきり伝わるようになります。

属性が集客に効く2つの理由

属性を丁寧に設定しておくと、集客の面でも役立ちます。理由は大きく2つあります。

ひとつは、お客様の来店判断を助けられることです。「駐車場はあるかな」「ベビーカーでも入れるかな」といった不安を、来店前に解消できれば、それだけで選ばれやすくなります。

もうひとつは、条件で絞り込む検索に対応できることです。「テイクアウトができるお店」など、特定の条件でお客様が探すとき、その属性を設定していないと候補に入りにくくなります。設定は無料でできますから、埋めておいて損はありません。

属性はどこに表示される?

設定した属性は、お客様がGoogle検索やGoogleマップでお店を見たときに、プロフィールの中に表示されます。パソコンでは店名を検索した右側の情報欄に、スマホでは店名をタップした先の詳細画面に、アイコンや文言として並びます。

たとえば「テイクアウト」「店内飲食」「バリアフリー入口」といった項目が、ひと目で分かるかたちで示されます。お客様はこの表示を見て、わざわざ電話で問い合わせることなく、来店できるかどうかを判断できるのです。

裏を返せば、設定していない属性は表示されず、お客様には「情報がない」状態に映ります。せっかくの強みも、伝えていなければ無いのと同じになってしまう、という点は意識しておきたいところです。

客観的な属性と主観的な属性の違い

属性には、大きく分けて2つのタイプがあります。ひとつはオーナー自身が管理画面から設定できる「事実にもとづく属性」、もうひとつはお店を訪れたユーザーの意見で決まる「主観的な属性」です。

事実にもとづく属性は、駐車場やWi-Fi、バリアフリー対応、テイクアウトの可否など、はい・いいえで確認できる情報です。これはオーナーが直接編集できるので、この記事で扱うのは主にこちらになります。

一方で「地元の人に人気」といった主観的な属性は、実際に来店したGoogleユーザーの評価にもとづくもので、オーナーが直接オンにすることはできません。自分で設定できるのはあくまで事実の部分だと覚えておくと、迷わずに済みます。

設定できる属性の種類(カテゴリで変わる)

バリアフリーや設備など各種属性をスマホとパソコンで確認するアイソメトリックイラスト

次に、具体的にどんな属性が設定できるのかを見ていきましょう。表示される属性はお店のカテゴリ(業種)によって変わるため、すべての店舗に同じ項目が並ぶわけではありません。

バリアフリー(アクセシビリティ)の属性

バリアフリー属性では、入り口・座席・駐車場・エレベーターなどが車椅子に対応しているかを示せます。ご高齢の方や車椅子を利用する方にとって、来店できるかどうかを左右する大切な情報です。

Googleのヘルプによれば、入り口やトイレは「幅が1メートル以上あり、段差がない」場合に「はい」と設定するのが目安とされています。座席・駐車場・エレベーターについては、対応しているかどうかの有無を選ぶかたちです。

実際の状態と違う設定をすると、来店したお客様が困ってしまいます。分かる範囲で正確に、事実にもとづいて設定するようにしましょう。

設備・サービス・支払い方法の属性

バリアフリー以外にも、業種に応じてさまざまな属性が用意されています。飲食店であれば「テイクアウト」「デリバリー」「予約可」「Wi-Fiあり」、店舗全般では「駐車場」「トイレ」なども代表的な項目です。

支払い方法の属性も見落とされがちです。クレジットカードやQRコード決済、電子マネーに対応しているかを示しておくと、「現金しか使えないと困る」というお客様の不安を先回りで解消できます。

これらは一度に全部を完璧に埋める必要はありません。まずは自店に当てはまるものから、思い当たる項目を順に設定していくとよいでしょう。

予約・注文などオンライン導線に関わる属性

お店によっては、オンラインでの予約や注文に関する情報を示せる場合もあります。「オンライン予約」「オンライン注文」といった項目が用意されていれば、そこから来店や利用につなげやすくなります。

こうした導線は、プロフィール上の予約リンクや注文リンクとセットで機能します。属性で「対応している」と伝えつつ、実際のリンクも整えておくと、検索から利用までの流れがなめらかになります。

「女性経営」などお店の姿勢を示す属性

近年は、お店の姿勢や特徴を示す属性も増えています。たとえば「女性が経営」といった属性は、共感してくれるお客様に見つけてもらうきっかけになります。

こうした属性は、利用できるかどうかが国や業種、Googleの提供状況によって変わります。管理画面に項目が表示されていれば設定できますし、無理に付ける必要はなく、実態に合うものだけを選べば十分です。

業種によって表示される属性が変わる

ここまで見てきたように、属性はお店のカテゴリ(業種)に応じて表示される内容が変わります。飲食店なら食事やサービスに関する属性が、美容室なら施術やアメニティに関する属性が並ぶ、といった具合です。

もし「設定したい属性が見当たらない」という場合は、カテゴリの設定が実態と合っていない可能性があります。カテゴリは属性の土台になる大切な設定なので、あわせてビジネスプロフィールのカテゴリ選びも見直しておくと安心です。

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属性を設定・編集する手順

パソコンとスマホから店舗プロフィールの属性を設定する様子のアイソメトリックイラスト

それでは、実際に属性を設定する手順を確認しましょう。パソコンとスマホのどちらからでも編集できますので、使いやすいほうで進めてください。

パソコン(Google検索)から設定する

パソコンの場合は、Googleにログインした状態で自分のお店の名前を検索します。検索結果に表示される管理用のメニューから「プロフィールを編集」を開きます。

編集画面で「ビジネス情報」を選び、その中の「その他」タブに進むと、設定できる属性の一覧が表示されます。変更したい属性の横で「はい」または「いいえ」を選び、保存すれば設定完了です。

パソコンの画面は項目が一覧で見渡しやすいため、まとめて設定・見直しをするときに向いています。はじめて設定する際は、パソコンから落ち着いて進めるのがおすすめです。

スマホ(Googleマップアプリ)から設定する

スマホの場合は、GoogleマップアプリまたはGoogle検索アプリから編集できます。アプリを開き、画面下部などにある自分のビジネスプロフィールの管理画面に進みます。

「プロフィールを編集」から店舗情報の画面を開き、設備やサービスに関する項目を探して、当てはまるものをオンにしていきます。外出先や店舗にいるときにサッと直せるのがスマホの利点です。

なお、表示される項目名や配置はアプリの更新によって少しずつ変わることがあります。項目が見つからないときは、パソコン側で設定するとスムーズに進む場合もあります。

反映までの時間と表示のされ方

属性は保存すると、多くの場合は数分から数時間ほどで反映されます。ただし混雑や内容の確認が入る状況によっては、反映まで数日かかる場合もあります。

保存した直後に検索結果へ反映されていなくても、あわてて何度も設定し直す必要はありません。少し時間をおいて、あらためて表示を確認してみてください。

どんな情報がお客様の目に触れているかは、プロフィールの見え方とあわせて確認しておくと安心です。写真や説明文との合わせ技については、ビジネス情報「説明」欄の書き方の記事もあわせてご覧ください。

設定漏れをなくすチェックポイントと業種別の例

属性の設定漏れをチェックリストで確認するアイソメトリックイラスト

最後に、属性の設定漏れをなくし、正しく保つためのポイントを整理します。あわせて、業種ごとに押さえておきたい属性の例も紹介します。

まずは「空欄」をなくすことから

属性でいちばんもったいないのは、当てはまるのに未設定のまま放置してしまうことです。管理画面の属性一覧をひととおり眺めて、自店に該当する項目に漏れがないかを確認しましょう。

「はい」も「いいえ」も付けていない項目は、お客様に情報が伝わらないままになります。該当する項目は面倒がらずに「はい」を、当てはまらない項目も分かる範囲で埋めておくと、プロフィール全体の充実度が上がります。

事実と違う属性を付けない

集客したいあまり、実際には対応していない属性まで「はい」にするのは避けましょう。たとえば駐車場がないのに「駐車場あり」と設定すると、来店したお客様をがっかりさせてしまいます。

属性はあくまで正確な情報を伝えるためのものです。事実と違う設定は、口コミでの低評価や信頼の低下につながりかねないため、実態に合わせて誠実に設定することが結局は近道になります。

定期的に見直すタイミングを決める

お店の設備やサービスは、時間とともに変わっていきます。キャッシュレス決済を新しく導入した、テイクアウトを始めた、といった変化があれば、その都度属性も更新しましょう。

季節の変わり目や、月に一度の棚卸しのタイミングなど、見直す日を決めておくと更新漏れを防げます。日々の運用に組み込む方法は、今日からできるMEOセルフチェックも参考になります。

業種別・押さえておきたい属性の例

飲食店であれば、テイクアウトやデリバリー、予約の可否、席の種類、Wi-Fiや電源の有無などが来店判断に直結します。子ども連れ歓迎かどうかも、ファミリー層には重要な情報です。

美容室やサロン、クリニックでは、予約の可否やバリアフリー対応、駐車場の有無が特に見られます。業種ごとの実践ポイントは、美容室・サロンのためのMEO実践ガイドでも詳しく解説しています。

小売店や物販店なら、支払い方法やバリアフリー、店内での受け取り可否などが役立ちます。自店のお客様が「何を気にして来店するか」を思い浮かべると、優先して埋めるべき属性が見えてきます。

業種を問わず共通して言えるのは、実際にお客様から電話やメールでよく聞かれる質問を思い出すことです。「駐車場はありますか」「カードは使えますか」といった問い合わせが多いなら、その項目こそ真っ先に属性で埋めておくべきポイントになります。

属性を丁寧に整えることは、お客様の不安を先回りで解消し、問い合わせ対応の手間を減らすことにもつながります。小さな設定の積み重ねが、来店のしやすさと店舗運営の効率化の両方を後押ししてくれます。

よくある質問(FAQ)

店舗オーナーと地図ピン・吹き出しでよくある質問を表したアイソメトリックイラスト

最後に、属性の設定についてよく寄せられる質問にお答えします。

Q. 属性を設定すればGoogleマップの順位は上がりますか?

属性そのものが順位を直接大きく引き上げる、という明確な根拠はGoogleから示されていません。Googleは表示順位の主な要素として「関連性・距離・視認性の高さ」を挙げています。

ただし、属性はお客様の来店判断を助け、プロフィールの充実につながる大切な情報です。順位の仕組みそのものについては、Googleマップの表示順位はどう決まる?の記事もご覧ください。

Q. 設定したい属性が管理画面に出てきません

表示される属性はお店のカテゴリによって変わります。設定したい項目が見当たらない場合は、カテゴリが実態と合っているかを確認してみてください。

また、利用できる属性は国や業種、Googleの提供状況によっても変わります。項目が用意されていない場合は、現時点では設定できないと考え、無理に付けようとしないことが大切です。

Q. 属性を変更したのに表示が変わりません

属性の変更は、多くの場合は数分から数時間ほどで反映されますが、状況によっては数日かかることもあります。保存した直後に変わっていなくても、少し時間をおいて確認してみてください。

しばらく待っても反映されない、あるいは設定が勝手に元に戻るような場合は、情報が正しく保存されているかをもう一度確認し、必要に応じてGoogleビジネスプロフィールのヘルプも参照してみましょう。

Q. 属性はすべて埋めないといけませんか?

すべてを無理に埋める必要はありません。大切なのは、自店に当てはまる項目を漏らさず設定することと、事実と違う設定をしないことの2点です。

当てはまらない項目まで神経質に「いいえ」を付ける必要はありませんが、お客様がよく気にする駐車場・支払い方法・バリアフリーなどは、優先して正確に埋めておくと親切です。まずは思い当たる項目から着実に設定していきましょう。

属性やプロフィールの設定でお困りなら

「どの属性を設定すべきか分からない」「プロフィール全体を一度きちんと整えたい」という店舗オーナーの方は少なくありません。まずは自店が今どう見られているのかを把握することから始めるのがおすすめです。

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この記事を書いた人
三田健司
三田健司
access-meo 開発・運営/株式会社アクセス・リンク 代表取締役

全日本SEO協会認定SEOコンサルタント。Webサイト制作・SEOを10年以上、延べ1,000件以上支援してきた実績をもとに、Googleマップ・ローカル検索(MEO)での集客を可視化し、改善まで後押しする支援ツール「access-meo」を開発・運営しています。個人事業主や中小企業の店舗集客をサポートします。

(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント

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