Googleマップ順位の正しい測り方|検索場所で変わる理由

Googleマップの順位をスマホで確認するイメージのアイソメトリックイラスト

「自分のスマホで検索すると、うちのお店がGoogleマップの上位に出てくる。だから順位は問題ない」——そう感じている店舗オーナーの方は少なくありません。ところが実際には、お客様のスマホには自分のお店が表示されていない、というケースが驚くほど多くあります。

その原因の多くは、Googleマップの順位が「見る人」「見る場所」「見るタイミング」によって変わることにあります。つまり、順位を正しく測れていないまま「うちは大丈夫」と判断してしまっているのです。逆に言えば、測り方を正しく知るだけで、これまで見えていなかった集客の課題に気づけるようになります。

この記事では、Googleマップの順位がなぜ人によって違って見えるのかという仕組みから、自分でできる順位チェックの手順、そしてより正確に測るための「グリッド計測」という考え方まで、SEOやMEOにくわしくない方にもわかるように順を追って解説します。

目次

なぜGoogleマップの順位は「人によって」違って見えるのか

検索する場所によってGoogleマップの表示順位が変わることを示すイラスト

Googleマップの検索結果は、すべての人に同じ順番で表示されているわけではありません。同じキーワードで検索しても、AさんとBさんでは並び順が違う、ということがごく普通に起こります。

これはGoogleが、一人ひとりの状況に合わせて「最も役立つと思われる店舗」を選んで表示しているためです。まずは、順位を変動させる代表的な要因を見ていきましょう。

検索する場所(距離)で結果が変わる

Googleは店舗を検索結果に並べるとき、大きく分けて「関連性」「距離」「知名度」という3つの要素を見ていると公式に説明しています。このうち順位の見え方に最も大きく効いてくるのが「距離」です。

距離とは、検索した人の現在地からお店までの近さのことです。同じ「近くのカフェ」という検索でも、駅前で検索した人と住宅街で検索した人とでは、上位に出てくるお店の顔ぶれが変わります。

つまり、あなたが自分のお店の前で検索すればお店は近くにあるため上位に出やすく、少し離れた場所にいるお客様の画面では順位が下がる、ということが起こります。自分の実感と、お客様が見ている現実にはズレがあるのです。

順位が決まる仕組みをより詳しく知りたい方は、Googleマップの表示順位はどう決まる?もあわせてご覧ください。

ログイン状態・検索履歴による「パーソナライズ」

距離のほかに、検索する人の「これまでの行動」も順位に影響します。Googleは、ログインしているアカウントの検索履歴や過去に訪れた場所、よく利用するお店などのデータをもとに、表示内容を一人ひとりに最適化しています。これを「パーソナライズ」と呼びます。

たとえば、あなたが自分のお店のページを何度も開いたり、自分でクチコミを確認したりしていると、Googleはあなたにとってそのお店を関連性が高いと判断し、上位に表示しやすくなります。

その結果、オーナー本人の画面では常に上位に見えても、はじめてそのお店を検索するお客様の画面ではもっと下に表示されている、という状況が生まれます。自分の画面は、いわば「えこひいきされた順位」だと考えておくと安全です。

検索するタイミングや端末でも見え方は変わる

順位を左右するのは、場所やパーソナライズだけではありません。検索する時間帯や曜日、使っている端末によっても、表示される順位はわずかに変わることがあります。

たとえば営業時間内かどうかで表示のされ方が変わったり、混雑状況やクチコミの新しさが反映されたりします。パソコンとスマートフォンでも画面の作りが異なり、地図枠に表示される件数が違う場合もあります。

だからこそ、順位を測るときは一度きりの結果で判断せず、条件をそろえて何度か確認することが大切です。ある一瞬だけを切り取って「上がった」「下がった」と決めつけないようにしましょう。

自分で順位を確認するときによくある誤解

自分のスマホでの順位確認とその限界を示すイラスト

順位が人や場所で変わることがわかると、「自分でチェックしても意味がないのでは」と感じるかもしれません。そんなことはありませんが、いくつかの誤解を持ったまま確認すると、かえって判断を誤ってしまいます。ここでは特に多い2つの誤解を取り上げます。

「自分のスマホで1位」に安心できない理由

最も多い誤解が、「自分のスマホで検索して1位だったから、うちのMEOは成功している」という思い込みです。前の章で見たとおり、自分のスマホはお店の近くにあり、さらにログイン履歴によるパーソナライズもかかっています。

言いかえれば、オーナー自身の画面は、最も自分のお店が上位に出やすい条件で検索してしまっているのです。これでは、実際に集客したい少し離れたエリアのお客様に、お店がどう見えているのかはわかりません。

順位を確認するときは、「自分にどう見えるか」ではなく「狙っているお客様にどう見えるか」という視点に切り替えることが第一歩になります。

シークレットモードの限界

パーソナライズの影響を減らす方法として、ブラウザのシークレットモード(プライベートブラウジング)を使う人もいます。ログインしていない状態で検索できるため、検索履歴による偏りをある程度は取り除けます。

ただし、シークレットモードにも大きな限界があります。シークレットモードは検索履歴などの偏りを減らせても、スマホの位置情報(現在地)まで消してくれるわけではありません。

つまりシークレットモードで検索しても「今いる場所を基準にした順位」が出るだけで、離れたエリアのお客様の見え方までは再現できません。パーソナライズを外せても、距離の問題は残るということです。

自分でできる順位チェックの手順とコツ

複数の地点から手動で順位を確認する様子を示すイラスト

ここまでの注意点を踏まえたうえで、費用をかけずに自分でできる順位チェックの手順を紹介します。完璧ではありませんが、正しく行えば「お客様目線の順位」にぐっと近づけます。

基本の確認ステップ

まずは基本の流れです。手順自体はシンプルなので、月に一度など定期的に行うことをおすすめします。

  1. ブラウザのシークレットモードを開く(検索履歴の影響を減らす)
  2. 「地域名+業種(例:新宿 カフェ)」など、お客様が実際に使うキーワードで検索する
  3. Googleマップや検索結果の地図枠(ローカルパック)で、自分のお店が何番目に出るかを確認する
  4. 日付・キーワード・検索した場所をメモに残しておく

ポイントは、毎回できるだけ同じ条件(同じキーワード・同じ時間帯・同じ場所)で確認することです。条件をそろえておくと前回との比較がしやすく、順位が上がったのか下がったのかを判断できます。

地図アプリから直接確認する方法

パソコンが苦手な方は、スマートフォンのGoogleマップアプリから直接確認する方法でも構いません。アプリで狙ったキーワードを検索し、自分のお店が一覧の何番目に出てくるかを見ます。

このとき注意したいのは、自分のアカウントでログインしたままだとパーソナライズがかかることです。可能であれば家族や知人のスマートフォンを借りて、別の場所から検索してもらうと、より実際のお客様に近い見え方を確認できます。

複数の人・複数の場所からの結果を集めると、自分ひとりでは気づけなかった「見えていないエリア」が浮かび上がってきます。手間はかかりますが、費用をかけずにできる有効な方法です。

場所を変えて確認する方法

自分のお店の周辺だけでなく、集客したいエリアからの見え方も確認したいところです。パソコンのGoogle Chromeを使うと、検索する現在地を仮想的に指定して確認する方法があります。

具体的には、Chromeの検証ツール(デベロッパーツール)にある位置情報の設定で任意の緯度・経度を入力すると、その地点から検索したときの結果に近い表示を確認できます。少し技術的ですが、駅前・住宅街・隣町など複数の地点で試すと、エリアごとの順位の違いが見えてきます。

ただし、こうした手動チェックは手間がかかるうえ、確認できる地点数にも限界があります。本格的に地域全体の見え方を把握したい場合は、次に紹介するグリッド計測が役立ちます。

MEO・ローカル集客ツール access-meo
あなたの店のGoogleマップ順位、今すぐ無料でチェック
無料で試す ▶

より正確に測る「グリッド計測」という考え方

グリッド計測で地域全体のマップ順位を可視化するイラスト

手動チェックの限界を補うのが、専用ツールによる「グリッド計測(ジオグリッド)」という方法です。近年のMEO順位チェックツールの多くが、この仕組みを採用しています。

グリッド計測とは

グリッド計測とは、お店の周辺を格子状(グリッド)の複数の地点に区切り、それぞれの地点から検索したときの順位を自動で調べる方法です。地図の上に何十もの計測ポイントを置き、その一つひとつで「このお店は何位か」を測っていくイメージです。

結果は地図上に色分けされたマスとして表示され、どのエリアでは上位に出ていて、どのエリアでは圏外なのかがひと目でわかります。手動では数地点しか確認できないところを、機械的に面としてカバーできるのが強みです。

これにより、「駅前では上位だが、少し離れた住宅街では表示されていない」といった弱点を具体的に把握できます。感覚ではなくデータで自店の見え方を確認できるのです。

ツールを使うメリット

グリッド計測ツールを使う最大のメリットは、時間をかけずに「お客様目線の順位」を継続的に記録できることです。手動チェックのように毎回同じ条件をそろえる苦労がなく、決まったタイミングで自動的に計測してくれます。

また、順位の変化を時系列で残せるため、施策を打つ前と後でどう変わったかを比較しやすくなります。クチコミを増やした、投稿を続けた、カテゴリを見直した——そうした取り組みが順位にどう表れたかをデータで確認できます。

私たちが開発・運営しているMEO支援ツール「access-meo」も、こうしたエリアごとの順位を可視化し、次に何をすべきかまで見えるように設計しています。競合と比べてどうなのかを知りたい方は、競合店とローカル検索で比較・差別化する方法も参考になります。

グリッド計測の結果を見るときの注意点

便利なグリッド計測ですが、結果の受け止め方にはコツがあります。全体が上位で埋め尽くされていなければいけない、と考える必要はありません。

現実には、お店から遠いエリアで圏外になるのは自然なことです。大切なのは、実際に集客したい商圏の範囲でしっかり表示されているか、という点に絞って見ることです。

また、一度の計測結果だけで判断せず、定期的に計測して変化の方向を追うことが重要です。点ではなく線で見ることで、施策の効果や季節による変動が見えてきます。

順位を測ったあとにやるべきこと

計測した順位データを分析するイメージのイラスト

順位を正しく測れるようになったら、次はその数字をどう活かすかが大切です。測ること自体が目的になってしまうと、数字に振り回されて疲れてしまいます。

順位の変動に一喜一憂しない

Googleマップの順位は、毎日のように小さく上下します。競合店の動きやGoogleのアルゴリズム更新、クチコミの増減など、自店以外の要因でも変動するため、1日単位の順位に一喜一憂する必要はありません。

大切なのは、日々の細かな上下ではなく、数週間から数か月という単位で見たときの大きな流れです。週に一度、月に一度など間隔を決めて記録し、傾向として上向いているかを確認しましょう。

MEOの効果はすぐには出にくく、地道な運用の積み重ねで少しずつ育っていくものです。効果が出るまでの期間の目安については、MEOの効果はいつ出る?でくわしく解説しています。

改善につなげる指標の見方

順位はあくまで「結果」を映す指標のひとつにすぎません。順位だけを追うのではなく、その順位が実際の来店や問い合わせにつながっているかまで見ることが重要です。

Googleビジネスプロフィールには、検索での表示回数やルート検索、電話ボタンのタップ数などを確認できる「パフォーマンス(インサイト)」機能があります。順位の変化とこれらの数字を合わせて見ると、順位が上がって実際に反応も増えたのかを判断できます。数字の見方はビジネスプロフィールのインサイトの見方で解説しています。

順位を測る目的は、あくまでお店に足を運んでくれるお客様を増やすことです。数字を改善のヒントとして使い、できることから一つずつ手を打っていきましょう。

測って終わりにしないための習慣化

順位計測を続けるうえで大切なのは、無理のない仕組みにしておくことです。毎日気にするのではなく、たとえば毎週月曜の朝に確認する、月初にまとめて振り返る、といったルールを決めておくと続けやすくなります。

計測した数字は、簡単な表やメモに日付とあわせて残しておきましょう。あとから見返したときに、どの時期に何をして順位がどう動いたのかがわかり、次の一手を考える材料になります。

順位チェックは、お店を良くするための健康診断のようなものです。数字に振り回されるのではなく上手に付き合いながら、地域のお客様に選ばれるお店づくりを続けていきましょう。

よくある質問(FAQ)

Googleマップ順位の測り方に関するよくある質問のイメージイラスト

シークレットモードで検索すれば正確な順位がわかりますか?

検索履歴などのパーソナライズは減らせますが、スマホやパソコンの位置情報(現在地)は反映されたままです。そのため、離れたエリアのお客様の見え方までは再現できません。より正確に地域全体を把握したい場合は、グリッド計測ツールの利用が向いています。

順位はどれくらいの頻度でチェックすればよいですか?

毎日チェックする必要はありません。順位は日々小さく変動するため、週に一度から月に一度など間隔を決めて、同じ条件で記録するのがおすすめです。大切なのは短期の上下ではなく、数か月単位での大きな流れをつかむことです。

自分のお店が急にGoogleマップの順位から消えました。原因は何ですか?

一時的な変動のこともあれば、プロフィールの情報に問題があるケースもあります。急に表示されなくなった場合の原因と対処は、Googleマップから店舗が消えた?原因と復旧の手順で解説していますので、あわせてご確認ください。

順位が思うように上がりません。何から見直せばよいですか?

まずは、狙っているキーワードとお店のカテゴリや情報がずれていないかを確認しましょう。そのうえで、クチコミの獲得や最新情報の投稿、写真の追加など、Googleビジネスプロフィールを充実させる基本の運用を続けることが近道です。順位はその結果として、少しずつついてきます。

無料でお店の「本当の順位」を確かめてみませんか

「自分の画面では上位なのに、お客様には届いていないかもしれない」——そう感じたら、まずは客観的なデータで自店の見え方を確認することをおすすめします。access-meoなら、エリアごとのGoogleマップ順位を無料で可視化できます。ご相談やお問い合わせもお気軽にどうぞ。

MEO・ローカル集客ツール access-meo
Googleマップ順位・口コミ・店舗情報を
まとめて”見える化”

クレジットカード不要・登録1分。まずは無料で、
あなたのお店が今どう見られているのか確かめてみませんか?

無料で試してみる ▶
※無料プランあり/いつでも解約OK
この記事を書いた人
三田健司
三田健司
access-meo 開発・運営/株式会社アクセス・リンク 代表取締役

全日本SEO協会認定SEOコンサルタント。Webサイト制作・SEOを10年以上、延べ1,000件以上支援してきた実績をもとに、Googleマップ・ローカル検索(MEO)での集客を可視化し、改善まで後押しする支援ツール「access-meo」を開発・運営しています。個人事業主や中小企業の店舗集客をサポートします。

(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次