「うちは土日しか営業していないけれど、Googleマップの営業時間はどう設定すればいいのだろう」。「隔週で定休日が変わるお店なので、いつも同じ設定のままにしてしまっている」。
access-meoにはこうしたご相談が、業種を問わず日常的に寄せられます。Googleビジネスプロフィール(GBP)の営業時間の仕組みは、毎日同じ時間に開店・閉店する店舗を前提に作られている部分が大きく、週末のみ営業や隔週休みといった特殊な営業スタイルの店舗ほど「正しい入力方法が分からない」という壁にぶつかりやすいのが実情です。
この記事では、週末のみ営業・隔週休み・月によって曜日が変わる不定期営業といった営業スタイルの店舗が、Googleビジネスプロフィールの営業時間設定で気をつけるべきポイントを、具体的な手順から日々の運用のコツまで解説します。
基本の設定方法だけでなく、隔週休みのような複雑なパターンへの現実的な対処法や、更新忘れを防ぐための運用の仕組み化まで、経営者ご自身が今日から実践できるレベルまで落とし込んでお伝えします。
週末のみ・不定期営業とはどんな営業スタイルか

週末のみ営業とは
週末のみ営業とは、土曜日・日曜日、あるいは祝日を含めたその期間だけ店を開け、平日は完全に休業とする営業スタイルを指します。飲食店の週末限定営業やマルシェ出店を中心とした店舗、本業を持ちながら週末だけ運営するカフェや雑貨店、趣味の延長として始めたハンドメイド教室など、さまざまな業種でこの営業スタイルが見られます。
隔週休み・月替わりの不定期営業とは
隔週休みとは、たとえば「第1・第3金曜日は定休日で、第2・第4金曜日は営業する」というように、同じ曜日であっても週によって営業日と休業日が入れ替わる営業スタイルです。さらに、仕入れ状況やスタッフのシフトの都合によって、毎月休業日そのものが変わっていく「月替わりの不定期営業」を採用している店舗も少なくありません。
こうした店舗に共通するのが、Googleビジネスプロフィールの通常の営業時間設定だけでは、実際の営業実態を正確に表現しきれないという悩みです。
なぜ営業時間の正確な表示が来店の分かれ目になるのか
Googleマップで店舗を検索したユーザーの多くは、営業時間欄に表示される「営業中」「まもなく閉店」「定休日」といった表示を見て、その場で来店するかどうかを判断しています。実際の営業日と表示が食い違っていると、わざわざ足を運んだのに閉まっていたという体験につながり、口コミで低い評価を受けたり、二度と来店してもらえなくなったりするリスクが高まります。
特に週末のみ・不定期営業の店舗は、検索されるタイミングと実際の営業日がそもそもずれやすいため、他の業態以上に表示の正確さが集客に直結します。
どんな業種でよく見られるか
週末のみ営業は飲食店の週末限定営業やハンドメイド作家のアトリエ、副業から始めた雑貨店などに多く見られ、隔週休みは美容室・整体院・工務店など、施術者や職人が1人〜数人で回している店舗で採用されるケースが目立ちます。
月替わりの不定期営業は、仕入れる食材や素材によって営業日を決める飲食店、イベント出店が多いキッチンカーやマルシェ出店中心の店舗などでよく見られる形態です。
Googleビジネスプロフィールの営業時間設定の基本を押さえる

「決まった営業時間で営業している」の設定方法
GBPの管理画面で「情報」または「プロフィールを編集」から「営業時間」の項目を選ぶと、曜日ごとに営業時間を入力する画面が表示されます。「決まった営業時間で営業している」を選択した状態で、営業する曜日のチェックボックスをオンにし、プルダウンメニューから開店時刻と閉店時刻をそれぞれ選択するのが基本の操作です。
曜日ごとにチェックを外せば「定休日」として扱われる
ここで重要なのは、営業しない曜日はチェックボックスを外すだけでよいという点です。たとえば土日のみ営業する店舗であれば、月曜日から金曜日までのチェックを外し、土曜日と日曜日だけ時間を入力すれば、平日は自動的に「定休日」としてGoogleマップ上に表示されます。
なお、一つの曜日の中で休憩時間をはさんで二部制で営業している場合も、同じ曜日に複数の時間帯を追加することで対応できます。
「営業時間不定で営業している」という選択肢もある
営業時間の設定画面には、具体的な時間を入力せずに「営業時間不定で営業している」を選べる項目も用意されています。
ただし、この設定を選ぶと営業中かどうかの判断材料がユーザーに一切示されなくなってしまうため、できる限り具体的な曜日・時間を入力したほうが集客面では有利になります。「営業時間の詳細」という別項目を使うと、ランチタイムのみ・テイクアウトのみといった時間帯別のサービス提供状況も補足できるので、あわせて活用するとよいでしょう。
スマホアプリとパソコンで操作の違いはあるか
営業時間の設定は、Googleマップアプリやビジネスプロフィールアプリからでも、パソコンのブラウザからでも行うことができ、設定項目自体に大きな違いはありません。
外出先でシフトの変更に気づいた場合はスマホアプリでその場で修正し、月初めにまとめて特別営業時間を登録するような作業はパソコンの画面のほうが一覧性が高く進めやすい、というように場面によって使い分けるとスムーズです。
週末のみ営業(毎週同じ曜日パターン)の設定方法

平日を「営業なし」に、土日の時間を正しく入力する
毎週決まって土日だけ営業するお店であれば、前章で紹介した基本設定だけで正確に表現できます。月曜〜金曜のチェックを外し、土曜・日曜の営業時間をそれぞれ入力すれば、Googleマップ上にも「定休日:月〜金」と自然に表示されるようになります。
祝日の扱いを事前にルール化しておく
悩みやすいのが祝日の扱いです。祝日が平日に当たる場合に臨時営業するのか、逆に土日祝であっても祝日だけは休業するのかは、店舗ごとにルールが異なります。
祝日だけ営業パターンが変わる場合は、後述する「特別営業時間」を使ってその日だけ個別に時間を設定するのが基本の対応になります。
土日で営業時間が異なる場合の設定
土曜と日曜で営業時間が異なる店舗、たとえば土曜は夜まで営業し日曜は夕方までで閉めるといったケースも、曜日ごとに別々の時間を入力できるため問題なく対応可能です。
深夜営業や24時間営業を組み合わせている店舗の設定については、当サイトの深夜・24時間営業の設定に関する記事でも詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。
隔週休み・月によって曜日が変わる不定期営業への対処法

GBPに「隔週休み」「不定休」という設定項目は存在しない
ここが多くの経営者がつまずくポイントですが、Googleビジネスプロフィールには「隔週休み」や「不定休」をそのまま表現する専用の設定項目は用意されていません。通常の営業時間設定は、毎週同じ曜日パターンが繰り返されることを前提にした仕組みだからです。
特別営業時間を毎月まとめて更新する運用が現実的
隔週休みや不定期な休業日がある店舗は、通常の営業時間を「営業日が多い方の曜日パターン」をベースに設定したうえで、例外となる日を「特別営業時間」で個別に「営業時間なし」として登録していく運用が現実的な対処法になります。
具体的には、月初めにその月の休業予定日をすべて洗い出し、特別営業時間の画面からまとめて登録しておくと、月の途中で更新を忘れるリスクを減らせます。
年末年始のようにまとまった休業日程が事前に決まっている場合の一括設定の手順は、当サイトの年末年始営業時間の記事でも紹介していますので、考え方の参考にしてください。
更新を仕組み化してGoogleマップと現場のズレを防ぐ
毎月手作業で更新するのは負担に感じるかもしれませんが、シフト表が確定するタイミングで特別営業時間の登録もあわせて行うようルール化しておくと、更新忘れをかなり減らすことができます。
複数店舗を運営している場合は、店舗ごとに担当者を決め、登録状況を月次でチェックする仕組みを作っておくことをおすすめします。
設定例:第1・第3金曜日が定休日のケース
たとえば「第1・第3金曜日だけ定休日、それ以外の金曜日は通常営業」という美容室を例に考えてみます。通常の営業時間では金曜日を「営業する曜日」として設定し、毎月の頭にその月の第1・第3金曜日の日付を確認します。
確認した日付を特別営業時間の画面からそれぞれ「営業時間なし」として登録すれば、月によって日付が変わっても正しい定休日がGoogleマップ上に反映される仕組みができあがります。
特別営業時間・臨時休業との使い分けを整理する

特別営業時間は「最長6日・24時間以内」という制限がある
特別営業時間は、1件あたり24時間以内の枠でしか設定できず、連続して登録できる期間も最長6日間までとされています。そのため、1週間を超えるような長期休業を特別営業時間だけで表現しようとすると、設定が途中で途切れてしまう点に注意が必要です。
7日以上の休業には「臨時休業」の設定を使う
夏季休業や長期改装などで7日以上続けて店を閉める場合は、特別営業時間ではなく「臨時休業」の設定を使うのが正しい対応です。
台風や大雪などの影響で急きょ1日だけ休業する場合の当日対応については、当サイトの臨時休業の告知手順に関する記事で詳しく解説しています。
長期にわたって営業を再開する予定がない場合の設定との違いについても、一時休業・閉業に関する記事で整理していますので、状況に応じて使い分けてください。
「一時的な例外」と「恒常的な不定期パターン」を混同しない
特別営業時間はあくまで一時的な変更のための機能であり、隔週休みのように恒常的に繰り返されるパターンをすべて特別営業時間だけで表現し続けるのは、本来の使い方からやや外れます。
できる範囲で通常の営業時間側に「多くの週に共通するパターン」を反映し、例外だけを特別営業時間で補うという役割分担を意識すると、月々の更新の手間も抑えられます。
「最新情報」投稿と組み合わせて周知する
特別営業時間の設定に加えて、GBPの「最新情報」投稿機能を使って「今週の土曜日は臨時休業します」といった案内を発信しておくと、検索結果やGoogleマップ上でより目立つ形でユーザーに伝えることができます。
営業時間の設定変更だけに頼らず、投稿やSNSでの告知を組み合わせておくことで、常連のお客様にも変更が伝わりやすくなります。
週末のみ・不定期営業の店が集客で損をしないための運用ポイント

「営業時間が違う」という口コミがもたらすダメージ
営業時間の表示が実態とずれていると、「行ったら閉まっていた」という趣旨の口コミが投稿されることがあり、これは星の数以上に来店をためらわせる情報として蓄積されていきます。
一度こうした口コミがつくと、後から営業時間を修正しても口コミ自体は残り続けるため、事前に表示のズレを防ぐことのほうがずっと大切です。
スタッフ・家族と休業日の情報を共有する仕組みをつくる
営業日を決める人と、Googleビジネスプロフィールを実際に更新する人が別々になっているケースでは、情報がうまく伝わらず更新が後回しになりがちです。
「休業日が決まったら、その場でGBPの特別営業時間に入力する」ところまでを一つの業務フローとしてスタッフや家族と共有しておくことが、地道ではありますが最も効果的な対策になります。
access-meoで自店の表示状態を定期的にチェックする
筆者は全日本SEO協会認定SEOコンサルタントとして、Webサイト制作・SEO/MEO支援に10年以上携わり、延べ1,000件以上の店舗・企業を支援してきましたが、営業時間の設定ミスや更新漏れは業種を問わず非常によく見かける課題の一つです。
自店のGoogleマップ上の表示が正しく反映されているかを毎回手作業で確認するのは手間がかかるため、access-meoのようなツールで表示状態や順位を定期的にチェックする仕組みを取り入れておくと、気づかないうちに機会損失が続く事態を防ぎやすくなります。
よくある相談例:口コミで気づいた表示のズレ
実際にいただく相談の中には、「常連のお客様から『今日は休みだったの?』と口コミで指摘されて初めて、営業時間の表示が古いままだったことに気づいた」というケースが少なくありません。
こうした事態を避けるためにも、月に一度は自店のGoogleビジネスプロフィールの営業時間表示を自分の目で確認する時間を、あらかじめ予定に組み込んでおくことをおすすめします。
よくある質問
Q1. 隔週定休日をGoogleビジネスプロフィールに一度に登録する方法はありますか?
現時点のGBPには、隔週パターンを自動で繰り返し設定する機能は用意されていません。毎月の休業日を確認し、該当する日をひとつずつ特別営業時間に登録していく必要があります。
Q2. 営業時間を「不定」のままにしておくのは避けたほうがよいですか?
「営業時間不定で営業している」という設定自体が禁止されているわけではありませんが、営業中かどうかの目安がユーザーに伝わらなくなるため、来店機会を逃しやすくなる可能性があります。
可能な範囲で多くの週に当てはまる基本パターンを通常の営業時間として設定し、例外だけを個別に補う方法をおすすめします。
Q3. 特別営業時間の登録を忘れていた場合、あとから修正できますか?
はい、特別営業時間はいつでも追加・修正・削除が可能です。気づいた時点で速やかに正しい情報に更新することが、ユーザーからの信頼を保つうえで大切です。
なお、営業時間に関する設定変更が実際にGoogleマップへ反映されるまでには、多少の時間差が生じる場合がある点もあわせて覚えておくとよいでしょう。
Q4. 特別営業時間の登録件数に上限はありますか?
Googleの仕様は改定されることがあるため最新の公式ヘルプでの確認が前提にはなりますが、月に数件〜十数件程度の特別営業時間を登録している店舗も実際に見られ、通常の運用の範囲であれば件数を過度に心配する必要はありません。
不安な場合は、登録件数を減らす工夫として、通常の営業時間側の曜日パターンをできるだけ実態に近づけておくことをおすすめします。
まずは無料で自店の表示状態を確認してみませんか
週末のみ・不定期営業といった特殊な営業スタイルの店舗ほど、Googleビジネスプロフィールの営業時間表示が来店数を左右します。「自分の設定が正しいか自信がない」「そもそも今どう表示されているのか分からない」という方は、まずはaccess-meoで自店のGoogleマップ上の表示状態を無料でチェックしてみてください。
設定の見直しポイントがきっと見えてくるはずです。
