店舗の写真を何枚もアップロードしたのに、Googleマップを見ても1枚も増えていない。新商品の「最新情報」を投稿したのに、お客様側の画面には出てこない。そんな経験はないでしょうか。
これは操作ミスではなく、Googleの審査で止められている可能性があります。ビジネスプロフィールに送った写真・動画・投稿は、公開前に必ずポリシーへの適合チェックを受けているためです。
やっかいなのは、止められた理由が画面上ではっきり説明されないことがある点です。理由がわからないまま同じ画像を上げ直してしまい、何度も弾かれて時間だけが過ぎる、というのがいちばんよくあるパターンです。
この記事では、写真や投稿が削除・非承認になる原因を、Google公式のポリシーに沿って整理します。そのうえで、自分で直せるケースと、再審査請求(申し立て)に進むべきケースの見分け方まで、順番に解説していきます。
写真や投稿が見えないとき、まず確認するのは「ステータス」

「写真が消えた」と感じたとき、実際に起きていることは1つではありません。まずは何が起きているのかを切り分けるところから始めます。
「保留中」「不承認」「公開」の3つのステータスがある
Googleビジネスプロフィールにアップロードした写真や動画には、審査の状況を示すステータスが付きます。Google公式ヘルプでは、「保留中」「不承認」「公開」の3つが説明されています。
「保留中」はアップロード中・処理中、またはプロフィールのオーナー確認が済んでいない状態です。この段階では、Google検索にもGoogleマップにもまだ表示されません。
「不承認」は、そのメディアがポリシーに違反していると報告された状態です。こちらも検索・マップには表示されず、放置していても自動的に公開へ変わることは期待できません。
「公開」になって初めて、お客様の画面に出ている状態になります。つまり、上げたのに見えない場合は「保留中」か「不承認」のどちらかである可能性が高い、と考えて動くのが出発点です。
オーナー確認が終わっていないと、そもそも表示されない
意外と見落とされがちなのが、この前提条件です。Google公式ヘルプには、写真と動画はビジネスプロフィールのオーナー確認が完了した後にのみGoogleに表示される、と明記されています。
開業直後や、担当者が変わってプロフィールを引き継いだ直後は、ここでつまずいているケースが少なくありません。写真の中身をいくら直しても表示されないため、原因を探して時間を消耗しやすい場面です。
「上げた写真が1枚も出ない」という症状のときは、画像を疑う前にオーナー確認のステータスを見に行ってください。確認が通っていない場合は、そちらを先に片づけるほうが確実に早く解決します。
オーナー確認そのものが通っていない場合は、ハガキ・電話・ビデオ通話といった確認方法の再申請から手をつけることになります。写真の問題として扱うと遠回りになるため、ここは切り分けておきたいところです。
反映には最長24〜48時間かかることがある
アップロードした直後に表示されないからといって、すぐ不承認と決めつける必要はありません。Google公式ヘルプでは、写真と動画が表示されるまで最長で24〜48時間ほどかかることがあると案内されています。
週末や連休をはさむと、体感ではもう少し長く感じることもあります。上げた直後に何度も削除と再アップロードを繰り返すと、かえって重複コンテンツと判断されるリスクが出てくるため、まずは丸一日待つのが無難です。
目安として、48時間経っても状態が変わらないなら、次の章以降の原因チェックに進むという線引きをおすすめします。この「待つ時間」をあらかじめ決めておくと、無駄な作業を減らせます。
「自分の投稿が消えた」と「他人の写真が消えた」を混同しない
相談を受けていると、店舗側が上げた写真の話と、お客様が投稿した写真の話が混ざっていることがよくあります。この2つは、対処の入り口がまったく違います。
自分がアップロードしたメディアが止まっている場合は、この記事で扱う「不承認・削除」の話です。一方、お客様が投稿した写真を消したい場合は、削除リクエストという別の手続きになります。
後者については、他の人が投稿した店舗写真の扱いと削除依頼の考え方を参照してください。どちらの話をしているのかを最初に決めておくと、調べる場所を間違えずに済みます。
「編集が反映されない」場合は別の症状
写真や投稿ではなく、店名・住所・営業時間といったビジネス情報の編集が保留のままになっているケースもあります。こちらはメディアの審査とは別の仕組みで動いています。
症状が似ているため混同しやすいのですが、対処法も再審査請求の窓口も変わってきます。詳しくは編集した内容が反映されない・保留中のままの時の対処にまとめています。
写真が不承認・削除される主な原因

ここからは具体的な原因を見ていきます。Googleは写真・動画に対して、ポリシー面と品質面の2種類の基準を持っています。
原因1:禁止・制限されているコンテンツに当たっている
Googleビジネスプロフィールの写真と動画には、マップ全体の「禁止または制限されているコンテンツ」ポリシーがそのまま適用されます。露骨な性的表現や暴力的な描写、ヘイトスピーチなどが対象になるのは想像がつくと思います。
店舗運営で引っかかりやすいのは、もっと地味な項目です。たとえば、本人の同意なく個人が特定できる形で写り込んでいる写真は、個人情報のポリシーに触れる可能性があります。
店内の賑わいを伝えようとしてお客様の顔が大きく写った写真を使うのは、集客上は魅力的でもリスクがあります。撮影時に許可を取る、顔が判別できない角度で撮る、といった配慮をしておくと安全です。
もう1つ多いのが、規制対象の商品・サービスに関する内容です。アルコール、ギャンブル、タバコ、銃、健康器具や医療機器、規制されている医薬品、成人向けサービス、金融サービスなどが該当します。
ただしGoogleは、これらが偶発的に写り込んでいるコンテンツは対象外だとしています。メニューの画像や、アルコール飲料が写っていてもそれが主役ではない写真は、除外例として明示されています。
原因2:品質を理由に削除されている
ポリシー違反ではなく、単純に「品質が基準に届かない」という理由で削除されることもあります。Googleはマップへのメディア投稿に関するヒントの中で、低品質なメディアは削除される場合があると説明しています。
ここで重要なのが、品質を理由とした削除は再審査請求できないとGoogleが明記している点です。つまり「なぜ消されたのか説明してほしい」と申し立てても、この種の削除は覆せません。
具体的にはピントが合っていない写真、極端に暗い写真、傾いたままの写真などが挙げられています。動画についても、手ブレがひどいもの、ピンボケしたもの、破損したものは避けるよう案内されています。
この場合の対処はシンプルで、撮り直して上げ直すことだけです。申し立てに時間を使うより、明るい時間帯に撮影し直したほうが早く解決します。
撮影そのもののコツについては、スマホでできる店舗写真の撮り方(明るさ・構図・枚数)にまとめています。
原因3:自分で撮影していない画像を使っている
Googleはマップへのメディア投稿について、自分がカメラで撮影したメディアを使うよう明確に求めています。避けるべき例として、スクリーンショット、ストックフォト、GIF、コラージュ、大幅に編集・加工された写真、他者が作成した画像が挙げられています。
フリー素材サイトのイメージ写真を使ってプロフィールを埋めていた、というケースはよく見かけます。悪意はなくても、Googleのガイドラインからは外れている状態です。
また、投稿する場所で撮影されたメディアであること、その場所が主役になっていることも求められています。人物が中心のセルフィーのような写真は、場所を選ぶ判断材料になりにくいという理由で推奨されていません。
著作権の観点でも、他人が撮った写真を無断で使うのは避けるべきです。撮影を外注した場合は、Googleビジネスプロフィールへの掲載を含めた利用範囲を契約時に確認しておくと安心できます。
原因4:文字や枠を載せた「バナー画像」になっている
チラシやSNS用に作った、価格やキャッチコピーを大きく載せた画像を、そのまま上げてしまうケースです。Googleは、枠線・文字・コラージュといった要素を追加することは避けるよう案内しています。
重ねる文字やグラフィックについては、その場所に関連する内容であることが求められ、無関係な販促要素は歓迎されていません。デザイン的に凝った画像ほど弾かれやすい、という逆説的な状況が起きます。
キャンペーンを告知したいのであれば、加工画像ではなく「最新情報」の投稿機能を使うほうが筋が通っています。写真は店内・商品・スタッフといった実物を素直に写したものに絞るのが、結果的に安定します。
原因5:サイズ・形式・解像度の要件を外している
技術的な要件を外しているだけ、というケースもあります。Google公式ヘルプが示している写真のガイドラインは次のとおりです。
- 形式:JPGまたはPNG
- サイズ:10KB〜5MB
- 推奨解像度:縦720ピクセル、横720ピクセル
- 最小解像度:縦250ピクセル、横250ピクセル
- 品質:ピントが合っていて十分な明るさがあること。大幅な加工や過度のフィルタは避ける
動画については、長さは最大30秒、ファイルサイズは最大75MB、解像度は720p以上とされています。スマートフォンで撮った動画をそのまま上げると、長さで引っかかることがあります。
最近のスマホは1枚あたりのファイルサイズが大きくなりがちなので、5MBの上限にも注意が必要です。HEIC形式のまま保存している場合は、JPGへの変換も忘れないようにしてください。
原因6:同じ画像を繰り返しアップロードしている
マップのポリシーには「繰り返し投稿されたコンテンツ」という項目があり、同じコンテンツを複数回投稿する行為は禁止されています。表示されないからといって同じ写真を何度も上げ直すのは、この項目に近づく行為です。
Google公式ヘルプにも、アップロードした写真が見つからない場合は重複していないか確認してから再度試すように、というヒントが記載されています。まずは既存の写真一覧を見て、同じものが入っていないかを確認してください。
季節が変わっても同じ外観写真を使い回している場合、内容が重複していると判断される余地があります。似た構図が増えてきたら、角度や時間帯を変えて撮り直す運用に切り替えるのが安全です。
補足:ロゴだけ表示されない場合は原因が別にある
写真は出ているのにロゴだけ表示されない、という相談もあります。これは不承認ではなく、プロフィールの情報が揃っていないことが理由の場合があります。
Google公式ヘルプは、ロゴが表示されないときは名前、番地を含む有効な住所、カテゴリ、電話番号、営業時間といった情報がすべて入力されているか確認するよう案内しています。基本情報の抜けを埋めるだけで解決することがあります。
また、カバー写真として選んだ画像の画質が低い場合や、カバーとしてふさわしくないと判断された場合は、顧客が投稿した写真が代わりに選ばれることがある、という説明もあります。「指定したのに違う写真が出る」のは、この仕様によるものです。
投稿(最新情報)が非承認になる主な原因

写真とは別に、「最新情報」などの投稿にも専用のコンテンツポリシーがあります。写真の基準だけを気にしていると見落としやすい部分です。
原因1:投稿本文に電話番号を書いている
これは知らないと必ず引っかかる項目です。Googleビジネスプロフィールの投稿に関するコンテンツポリシーでは、不正使用のリスクを避けるため、投稿コンテンツに電話番号を含めることは許可されていませんと明記されています。
「ご予約はお電話で」と書いて番号を添える、という自然な書き方がそのまま違反になります。良かれと思って入れた一行が原因で、投稿全体が公開されないわけです。
代わりの方法として、確認済みのビジネスプロフィールの電話番号を使った「今すぐ電話」ボタンを投稿に追加できると案内されています。番号を本文に書くのではなく、ボタンを付けるのが正しい形です。
原因2:規制対象の商品・サービスを宣伝している
アルコール、ギャンブル、タバコ、銃、健康器具や医療機器、規制されている医薬品、成人向けサービス、金融サービスなどは、投稿で販売を促す呼びかけや申し出を含められません。特価セール、クーポン、価格情報といった販促表現も対象になります。
これらの商品を購入できるランディングページへのリンクや、購入窓口となるメールアドレス・電話番号を含めることも禁止されています。居酒屋の「ビール半額」告知のような、日本ではありふれた訴求が該当し得る点は知っておくべきです。
なお、医療機器や医薬品を扱う業種では、Googleのポリシーとは別に薬機法などの規制も関わってきます。表現の可否について判断が必要な場合は、必ず専門家にご相談ください。
原因3:ホテル業種で「特典」投稿を作っている
宿泊業には固有のルールがあります。ホテルは「特典」に関する投稿や、特価セール・プロモーション・スペシャルオファー・割引があることを示唆する投稿、それらへのリンクを含む投稿を作成できません。
理由も公式に説明されており、ユーザーがホテルのページ上でどこに元の宿泊料金とホテル広告の料金が表示されているのかわからなくなる事態を避けるため、とされています。
宿泊施設の場合は、料金訴求ではなく施設や周辺情報、季節のイベントといった切り口で投稿を組み立てるのが現実的です。旅館・民宿でも同じ考え方が当てはまります。
原因4:添付した画像側がポリシーに触れている
投稿の文章に問題がなくても、添付した画像が原因で止まることがあります。投稿に含まれるテキスト・写真・動画のすべてが審査の対象になるためです。
文字を大きく載せた告知バナーを添付している場合は、前章で触れた写真側の基準に引っかかっている可能性があります。文章だけを直しても通らないときは、画像を差し替えて試してみてください。
原因5:同じ内容を繰り返し投稿している
マップのポリシーでは、同じアカウントまたは複数のアカウントから同じコンテンツを複数回投稿することが禁止されています。定型文をコピーして毎週同じ内容を流している運用は、この項目に近づきます。
また、その場所での体験に関係のない一般的・政治的・社会的な論評は「関連性のないコンテンツ」として扱われます。店舗と関係のない時事ネタを投稿するのは避けたほうが無難です。
投稿のネタが尽きて同じ話を繰り返しがちな場合は、月ごとの企画を先に決めておくと重複を避けやすくなります。季節の商品、店内の変化、スタッフの紹介など、切り口を分けて回していくのが基本です。
不承認・削除されたときの対処手順

原因の見当がついたら、実際の直し方に進みます。順番を守るだけで、無駄なやり直しをかなり減らせます。
手順1:何が、なぜ止まったのかを確認する
Googleは、ポリシー違反でコンテンツが削除・拒否された場合、多くのケースで「どのコンテンツが対象か」「なぜ削除・拒否されたか」「次に何ができるか」を伝えると説明しています。まずは通知メールと管理画面を確認してください。
削除・拒否されたコンテンツは、Googleマップのプロフィール上に残ったまま「未投稿」「非公開」「承認されませんでした」などの表示が付く場合があります。ただし、違反の重大性や法的要件によっては完全に削除されることもあるとされています。
通知が見当たらない場合は、プロフィールに紐づくGoogleアカウントの受信トレイと迷惑メールフォルダを両方確認します。担当者が退職して通知の宛先が生きていない、というケースも実務では珍しくありません。
手順2:ポリシーを読み直し、原因を1つに絞る
Googleも、ポリシーを確認したうえで修正して再投稿するよう案内しています。ここで大事なのは、思いつく限りの箇所を一度に変えないことです。
画像を変え、文章も変え、リンクも外して再投稿すると、通ったときに何が原因だったのか永遠にわかりません。次回また同じ失敗を繰り返すことになります。
おすすめは、怪しい要素を1つずつ外して試すやり方です。電話番号を消しただけで通るのか、画像を差し替えて初めて通るのか。切り分けの記録が、そのまま自店の運用ルールになります。
手順3:直したうえで、別のコンテンツとして上げ直す
修正して再投稿する際は、まったく同じ内容を上げ直さないよう気をつけてください。前述のとおり、重複コンテンツはポリシー上の禁止項目に含まれています。
写真であれば、別カットに差し替える、明るさを調整して撮り直す、といった対応をします。投稿であれば、文面を実質的に書き直したうえで出し直すのが安全です。
また、透かし入りの画像や著作権で保護された画像が残っている場合は、先に削除しておきます。問題のあるメディアがプロフィール内に残っていると、後続のアップロードにも影響することがあります。
手順4:24〜48時間待ってから次の判断をする
再投稿したら、そこで手を止めます。前述のとおり反映には最長24〜48時間かかるため、その間に何度も操作するのは逆効果です。
48時間経っても状態が変わらず、ポリシー上の心当たりもすべて潰した。そこまで来たら、次章の再審査請求を検討する段階に入ります。
やってはいけない対処
焦って取りがちな行動のうち、状況を悪化させやすいものを挙げておきます。どれも実際に相談を受けたことのあるパターンです。
- 同じ写真・同じ文面を何度も連続でアップロードし直す
- 別のGoogleアカウントを作って同じ内容を投稿する
- 同じビジネスのプロフィールをもう1つ新規作成する
- 審査結果が出る前に、同じ問題で再審査請求を何度も送る
- 原因がわからないまま、写真をすべて削除してしまう
特に、プロフィールの重複作成は避けてください。Googleは、再審査請求が審査中である間は同じビジネスの新しいビジネスプロフィールを作成しないよう明示的に案内しています。
重複したプロフィールが増えると、統合や削除の作業が別途必要になります。目の前の1件を早く直そうとした結果、片づける課題が2つに増えてしまうわけです。
再審査請求の進め方(日本の店舗の場合)

直しても通らない、そもそも判断が誤っていると思われる。そんなときは再審査請求に進みます。ここには日本の事業者にとって重要な注意点があります。
日本のビジネスは「再審査請求ツール」では申請できない
Google公式ヘルプは、再審査請求の窓口を地域によって分けています。英国またはEEA(欧州経済領域)内のビジネスと、それ以外の地域とで手続きが異なる仕組みです。
日本はEEA外にあたるため、制限されたメディア(投稿・写真・動画)についてはGoogleへの「お問い合わせ」フォームから申し立てる形になります。再審査請求ツールで手続きできるのは、停止または無効化されたプロフィールの場合です。
ここを取り違えて再審査請求ツールを開き、「対象のコンテンツが見つからない」と表示されて詰まってしまう方が多くいます。写真や投稿の話であれば、最初からお問い合わせフォームを目指してください。
不承認となったビジネス情報の編集(名前・カテゴリ・住所・電話番号・ウェブサイト)についても、日本の事業者は同じくお問い合わせフォームからの申し立てになります。
なお、通報したクチコミが削除されなかったという判定への異議だけは窓口が別で、地域を問わず「クチコミ管理ツール」から1回に限り申し立てる形になっています。写真・投稿・クチコミで窓口が3つに分かれている、と覚えておくと迷いません。
申請前に準備しておくもの
証拠書類を添える場合は、申請前に手元に揃えておくことが推奨されています。Googleが例として挙げているのは次のような書類です。
- 正式な事業登録証
- 営業許可証
- 納税証明書
- 事業用の公共料金の請求書(電気・電話・ケーブルテレビ・インターネットなど)
提出する書類に記載されているビジネスの名前と住所が、申請するプロフィールと一致していることを確認するようにも案内されています。表記の揺れがあると審査で不利に働きます。
なお、再審査請求ツールを使う手続きでは、証拠書類のフォームを開いてから60分以内に提出しないと申請に添付されないという制限があります。書類を探しながら操作を始めるのではなく、先に用意してから着手してください。
審査は最長5営業日、重複申請はしない
Googleは、再審査請求の審査と決定に最長で5営業日かかることがあると案内しています。営業日ベースなので、週末をはさむと1週間以上かかることもあります。
あわせて、決定が出る前に同じ問題について複数の再審査請求を送らないよう明記されています。急ぎたい気持ちはわかりますが、重複申請はかえって処理を遅らせる要因になります。
最初の返信で問題が解決しない場合は、そのメールに返信することでサポートチームが手続きを継続してくれる、という案内もあります。新しく申請し直すのではなく、既存のやり取りを続けるのが正解です。
品質を理由とした削除は申し立てできない
再審査請求を出す前に、必ず思い出してほしい点です。Googleは、低品質を理由とした削除については再審査請求ができないとしています。
ピンボケ、暗すぎる、傾いている、といった写真が消えた場合は、申し立てても状況は変わりません。撮り直すのがいちばん早く、確実な解決策です。
申し立てるべきなのは、ポリシー違反と判定されたが実際には違反していないと考えられるケースです。この線引きを持っておくと、無駄な手続きを省けます。
プロフィール自体が停止している場合は順番が違う
写真や投稿が止まっているのではなく、プロフィールそのものが停止・無効化されている場合があります。この場合は手続きの順序が変わります。
Googleは、Googleアカウントまたはビジネスプロフィールが制限されている場合、コンテンツに関する決定に対して再審査を請求する前に復元する必要がある、と説明しています。まずプロフィールの停止解除が先です。
プロフィールが検索やマップから消えている場合の切り分けは、急にGoogleマップから消えた?原因と対処を参考にしてください。
二度と止められないための予防策

一度でも不承認を経験すると、投稿そのものが億劫になりがちです。ここでは、担当者が誰であっても同じ品質で運用できるようにするための仕組みを紹介します。
アップロード前チェックリストを1枚作る
個人の記憶に頼るのをやめて、確認項目を紙かメモアプリに固定します。次の項目を並べておくだけで、大半のトラブルは事前に防げます。
- 自分(または自社スタッフ)が撮影した写真か
- 店舗・商品・スタッフが主役になっているか
- 文字やロゴ、枠線を重ねていないか
- お客様の顔が特定できる形で写り込んでいないか
- ピントが合っていて、暗すぎず、傾いていないか
- JPGまたはPNGで、5MB以内に収まっているか
- すでに同じ写真をアップロードしていないか
チェックリストは項目を増やしすぎないのがコツです。7項目程度なら、忙しい店舗でも実際に運用が続きます。
投稿用のテンプレートに「入れてはいけないもの」を明記する
最新情報の投稿は、担当者が変わると内容がぶれやすい領域です。テンプレートを1つ作り、その先頭に禁止事項を書いておくのが効果的です。
最低限、電話番号は本文に書かないという一行は必ず入れてください。ここだけでも守られれば、非承認の頻度は大きく下がります。
あわせて、規制対象商品の価格・割引訴求を避けること、店舗と関係のない話題を書かないことも明記します。テンプレートは「書き方の見本」より「やらないことのリスト」として使うほうが機能します。
誰が・いつ・何を上げたかを記録する
不承認が起きたとき、いちばん困るのは「いつ何を上げたか誰も覚えていない」状態です。スプレッドシート1枚で構わないので、投稿日・内容・担当者を残しておきます。
記録があれば、止まったコンテンツと通ったコンテンツを比較できます。自店に固有の傾向が見えてくると、判断の精度が上がっていきます。
権限の管理もあわせて見直しておくと安心です。担当者が交代すると通知の宛先が生きたアカウントから外れ、不承認に気づけなくなる事故が起こります。
一度に大量アップロードしない
まとめて数十枚を上げると、どれが通ってどれが弾かれたのか把握しづらくなります。加えて、審査に時間がかかって全体の状況が読めなくなります。
新規プロフィールの立ち上げ直後は特に慎重に進めるのが無難です。数枚ずつ上げて、24〜48時間後に反映を確認してから次に進む、という進め方が結果的に速く終わります。
枚数を一気に増やすより、月に数枚ずつでも新しいカットを足し続けるほうが運用としては安定します。審査の結果を確認しながら進められるからです。
ポリシー全体を年に一度は読み返す
Googleは「本ポリシーは変更されることがあります」と明記しており、定期的な確認を求めています。実際、過去にはメッセージ機能や質問と回答(Q&A)のように、機能そのものが終了した例もあります。
年に一度、写真・投稿のポリシーページに目を通す時間を作っておくと、大きな事故を防げます。違反を未然に防ぐ観点は、プロフィール停止を防ぐ:やりがちなガイドライン違反集も参考になります。
よくある質問

Q. 新規に作ったプロフィールで、写真が全部不承認になります
まずオーナー確認が完了しているかを確認してください。写真と動画は、オーナー確認が完了した後にのみGoogleに表示されるとされています。
確認が済んでいる場合は、画像の中身と技術要件を1つずつ点検します。立ち上げ直後は審査に時間がかかることもあるため、数枚ずつ様子を見ながら進めるのが安全です。
Q. 不承認の理由が画面のどこにも書かれていません
Googleは多くの場合に理由を伝えるとしていますが、必ず詳細が表示されるとは限りません。通知メールが届いていないかを先に確認してください。
それでもわからない場合は、この記事で挙げた原因を上から順に潰していくのが現実的です。1つずつ変えて試すことで、原因が特定できることが多くあります。
Q. 投稿に電話番号を入れられないと、予約につながりません
本文に番号を書く代わりに、確認済みのビジネスプロフィールの電話番号を使った「今すぐ電話」ボタンを投稿に追加できます。ボタン経由であれば、電話への導線は確保できます。
予約サイトを使っている場合は、予約リンクの設定もあわせて見直しておくとよいでしょう。導線が複数あると、取りこぼしを減らせます。
Q. 何度も不承認になると、プロフィールが停止されますか
Googleは、違反が複数回または重大な場合、機能へのアクセス制限につながることがあると説明しています。停止されるかどうかは個別の判断になるため、断定はできません。
ただ、原因がわからないまま同じ内容を上げ続けるのはリスクの高い行動です。一度手を止めて原因を切り分けてから再開することをおすすめします。
Q. 削除された写真を復活させることはできますか
ポリシー違反と判定されたものについては、申し立てが認められれば復活する可能性があります。一方、品質を理由に削除されたものは再審査請求ができないとされています。
いずれの場合も、元のデータを店舗側で保管しておくことが前提になります。アップロードした写真は、必ず手元にも残しておいてください。
Q. 代行業者に任せているのですが、状況が把握できません
まずは自社がオーナー権限を持っているかを確認してください。権限がないと、通知の受け取りも状況確認もできない状態が続きます。
そのうえで、審査に関する通知が自社のメールアドレスにも届く状態にしておきます。業者任せにしていると、止まっている事実そのものに気づけません。
写真・投稿でつまずいたら、ご相談ください
写真や投稿が止まる原因は、ポリシー違反・品質・技術要件・オーナー確認と多岐にわたります。自店だけで切り分けるのが難しいと感じたら、外から見てもらうのが早道です。
株式会社アクセス・リンクでは、Googleビジネスプロフィールの点検から日々の運用まで、店舗の実情に合わせてお手伝いしています。現状の確認だけでも構いませんので、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
